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2024年11月23日
千葉西 元禄津波犠牲者慰霊法要
【千葉西】白子町幸治地区「元禄津波犠牲者慰霊法要」が11月23日、白子町妙法寺・幸治地区元禄津波慰霊碑で行なわれ、若干名ながら檀信徒、地元の有志が参列した。
元禄16年(1703)11月23日、房総半島沖を震源地とする地震と津波によっての被害は、房総半島だけで約9600棟の家屋が倒壊し、6500人以上の死者を出したとされている。
幸治地区でも360余名の犠牲者を出し、以来同地区では長く追悼行事が行なわれていた。
昭和期に入ってからは妙法寺がその司祭を担うようになり、お題目によっての慰霊法要が行なわれている。
住職の三橋潮倖師は「参列者が少人数、細々であっても、続けて行くことが当山の役割である。また、語り継ぐことが災害の備えでもある。」と語っている。
当日は地元紙の取材もあり、参列者と共に平穏では忘れがちとなる地震と津波の被害について再確認した。