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2024年9月4日
長野 日樹上人墓所の五重塔再建
【長野】9月4日、飯田市の大本山池上本門寺復歴第16世長遠院日樹上人墓所において五重塔が再建され、開眼法要が営まれた。同墓は江戸幕府の不受不施派弾圧により飯田へ流罪となった日樹上人の遺徳を忍び1643(寛永20)年に建立された。五重塔については正確な建立時期は不明だが、同保存会によると江戸時代ないしは明治時代に建立されたものだという。
五重塔は風化による損傷が激しく、今年4月ごろには傾いていることが判明していた。その後7月上旬に崩壊したため、再建の準備を急いだ。
開眼法要では同市・長源寺の早川大地師を導師に迎え、同保存会の会員11名が参列した。
同保存会には同市内の有志約20名が在籍している。会長は「メンバーも高齢になってきたが、できる限り守っていけるよう管理していきたい」と語った。