2024年5月29日
愛知名古屋 全日青中部結集名古屋大会
【愛知県名古屋】全国日蓮宗青年会(横井通泱会長)は第62回全国日蓮宗青年僧中部結集名古屋大会を5月29、30日に名古屋市法音寺(鈴木正修住職)で開催し、全国から青年僧、中部地区教師、檀信徒ら合わせて約400人が参加した。今回のテーマは「皆大歓喜」。歴代初の「読経結集」として、大音声の法華経読誦を通して皆大歓喜の二日間を作り上げたいという趣旨のもと集結した。
29日は「結縁の日」として、法華経一部読誦による結縁大法要が執り行われた。開会式での横井会長、豊田英証中部ブロック長挨拶の後、二会場に分かれて一座目が始まった。大本堂では一之巻を「東日本大震災慰霊法要」、二之巻を「阪神淡路大震災慰霊法要」として、また、開山堂では三之巻を「熊本地震慰霊法要」、四之巻を「新潟県中越地震慰霊法要」としてそれぞれ行われた。
その後二座目からは参加者が全員大本堂に集まり、五之巻を「模擬原子爆弾被災者慰霊法要」、六之巻を「戦没者慰霊法要」として、また、三座目では七之巻を「新型コロナウイルス罹患病没者慰霊法要」、八之巻を「各地被災地慰霊並復興祈願法要」としてそれぞれ行われ、青年僧らの法華経一部読誦の大音声が堂内に響き渡った。
30日は「結集の日」として、「世界平和祈願結集大法要」を執り行った後、七代目一龍斎貞鏡氏の「良医治子の喩え」をテーマに講談が披露され、ユーモアを交えた独特の語り口調に魅せられた参加者らは熱心に耳を傾けていた。
その後会場を移して新旧交代式が行われ、会旗が第35代から第36代(工藤堯顕会長)へと受け渡された。また、次回の結集が北陸ブロックの石川県で開催されることが発表され、会場は大きな拍手で包まれる中閉会を迎えた。