2024年2月17日
神奈川1 横浜市妙法寺で杉田梅まつり
【神奈川1】令和6年2月17日・18日、横浜市妙法寺(松本慈恵住職)で杉田梅まつりが行われた。
妙法寺のある杉田という土地は、天正年間、当時杉田村一帯の領主だった間宮信繁が農地には適さないこの地に数多くの梅を栽培し、梅の名所として多くの観光客が訪れるようになっていた。その様子は初代歌川広重「武州杉田の梅林」にも描かれているが、明治以降は塩害などの影響もあり、現在は往時の面影がわずかにみられるだけとなっている。そんなかつて咲き誇った幻の杉田梅林の賑わいをもう一度復興しようという思いから、観光庁支援のもと杉田の地域全体が一体となってこの杉田梅まつりが催されるはこびとなり今日にいたっている。
今回で3回目の開催となる今年は、2日間にわたり横浜芸妓組合の方がたによる横浜にちなんだ歌や踊りの披露や、杉田地区にある梅林小学校の鼓笛クラブや杉田小学校MDSブラスバンドなど地区の小学生による演奏、横浜芸者と里神楽のコラボレーションによる演目、サックスや和太鼓による演奏など数多くの催し物が妙法寺境内にて行われた。また参道や駐車場では杉田商店街を初め多くの出店も用意され、境内に咲き誇る梅の花と共に、多くの来場者の楽しげな声や拍手喝采で盛大な賑わいを見せていた。