全国の通信記事
2023年9月16日号
滋賀 檀信徒のつどい
【滋賀】檀信徒協議会(勝見茂司会長)主催、宗務所(稲葉英量所長)協賛による第27回檀信徒のつどいが9月16日、近江八幡市男女共同参画センターG-NETしがにて開催、僧侶檀信徒約80名が参加した。
法要後、稲葉英量所長は「この檀信徒のつどいは前会長また現会長をはじめ協議会の方々が準備して無事開催を迎えたことは大変喜ばしくお祝い申し上げたい。」と謝辞を述べた。
福山賢晃上人(米原市龍王寺副住職)が「仏の心を育むために」と題し講演。
日蓮上人の生涯から開目抄、観心本尊抄の解説、更には海外布教での経験とお釈迦様の教えを交え解説。檀信徒は興味深げに話しに聞き入った。
その後、坂上滋泰上人(草津市圓福寺住職)導師による唱題行を行い、つどいの最後を厳かに締めくくった。
2023年9月15日号
静岡中 修法師会が交通安全祈祷会など
【静岡中】静岡県中部修法師会は9月15日、富士宮市東漸寺(黒崎政秀住職)に於いて、交通安全祈祷会並びに日本国内外災害被災地復興祈願読誦会を開催した。交通安全祈祷会では東漸寺檀信徒の他、修法師以外の管内教師も参列し、国内の交通安全を祈願した。挨拶の中で黒崎住職は「この読誦会は、交通遺児救済の会の活動に賛同して始まり、集まった浄財を寄付していた。会がなくなった今も修法師会の活動の一環として交通安全を祈り、浄財を多方面に寄付させて頂いている。」と挨拶。参列の檀信徒は皆真剣に耳を傾けていた。また座を別にして復興祈願読誦会が厳修され、日本国内外で起こる大小の災害からの1日も早い復興と被災者の心の安穏を祈った。春木泰誠副会長は挨拶の中で「この静岡中部は災害の少ない有難い土地であるが、国内外に目を向けると台風や洪水、地震の被害からなかなか復興することのできない地域が多くある。日蓮宗教師が集まって上げたお経の力が届いて、1日も早く元の生活を取り戻してもらえることを願っている」と、祈りの力の大きさを強く訴えた。同会は今後も会員寺院を会場に、この読誦会の開催を継続していく予定。
2023年9月14日号
秋田 盲導犬贈呈貸与式
【秋田】日蓮宗秋田県社会教化事業教会(藤倉信行会長)主催の盲導犬贈呈貸与式が9月14日、秋田県心身障害者福祉センターで行われた。式では、まず藤倉会長より「平成26年以来9年ぶりの6頭目の貸与となります。盲導犬が視聴障害者の皆さんと社会とのかけはしとなる役割を果たし、盲導犬がいるのが当たり前の光景になって、互いに助け合う世の中が実現することを願っています」と挨拶があり、続いて貸与者である小玉力さんに、北海道盲導犬協会(和田孝文会長)が育成したワァグ号が贈呈された。小玉さんからは「前回5頭目のいふう号も日蓮宗の皆さんから貸与していただきました。今回のワァグとはずっと一緒に過ごしていきたい」と謝辞を述べられた。この盲導犬貸与は約9年ぶりであり、平成4年から始めて以来今回で6頭目の贈呈となっている。又社教会として現在、北海道盲導犬協会と提携をしており、その理由として秋田県のような豪雪地域には如何なる雪道に対応出来る盲導犬でなければならない現状がある。その点について北海道盲導犬協会の場合、どのような悪路の雪道にも対応出来る訓練を行っているので、貸与者に安全に過ごして貰う事が出来るという背景がある。
閉会後に秋田駅前に移動し、社会教化事業協会会員を初め、小玉さん、秋田県盲導犬使用者の会の方によって、次回盲導犬貸与に向け募金活動が行われた。盲導犬は一頭が非常に高額である為に、これを毎年7月と9月に開催し、又秋田県内の日蓮宗寺院と、その檀信徒の協力による「1日10円運動」の募金活動、バザー活動などを行っている。今回の募金活動には老若男女問わず数多くの方が賛同をして募金する姿が見られた。