全国の通信記事
2023年2月24日号
新潟東 生川義皓師帰山奉告式
【新潟東】令和5年2月24日、新潟県新潟市中央区沼垂真善寺にて真善寺(生川義淳住職)修徒生川義皓師の初行成満の帰山奉告式が執り行われた。コロナ禍では御座いましたが地区寺院や檀信徒・近隣町内の方等約60名が参列し盛大な帰山式となった。
当日は午前9時半、本年加行を共にした荒行僧5名で唱題行列を出発し、山門•稲荷堂•本堂前でそれぞれ一読、行列後檀信徒の見守る中、10時より本堂の前に於いて水行そして11時より帰山奉告式へと進んだ。奉告式では、行中に鍛えられた読経の声と木剣の音が堂内に響き渡り、帰山奉告文にて苦修練行の百日を振り返り、初行成満を御宝前に奉告した。生川義皓師は、謝辞の中で「大荒行堂を成満する事が人生の最大の目標であったので、無事成満し帰山式をむかえる事できてほっとしています。今回の修行で日蓮聖人の御遺文の中の四つの恩四恩に感謝することの大切さに気づく事が出来、大きな収穫となりました。これからは蓄えてきた経力や功徳を檀信徒の皆様や地域の皆様に還元出来ますよう日々精進していく所存で御座います。」と今後の決意を語った。
2023年2月23日号
山梨1 身延町上澤寺で上田本幸師の入寺報告式
【山梨1】身延町上澤寺で令和五年二月二十三日午前十時、第四十八世上田本幸師の入寺報告式、あわせて上澤寺第四十七世、上田本昌上人の第一周忌法要が営まれた。入寺報告式において正干与人土屋宣彦師(甲府市妙音寺住職)から払子が継承された。謝辞の中で上田本幸師より「上澤寺歴代先師の足跡を汚さぬよう精進してまいります」との決意が述べられた。
引き続き午前十一時半より、霊跡本山岩本山實相寺貫首、小松日祐猊下を導師にお迎えし、上田本昌上人の第一周忌法要が営まれた。謝辞の中で上田本幸師よりあらためて「師父でございます先代上人の増円妙道を祈念しながら、先代上人同様、檀信徒の皆様方、関係各聖のご支援、ご協力を仰ぎ、寺門興隆に尽力してまいります」との決意が述べられた。
神奈川2 『平和の祈りの式典』
【神奈川2】鎌倉市安国論寺(平井智親住職)で二月二十三日、世界平和と戦争犠牲者を追悼する『平和の祈りの式典』~ウクライナ侵攻一周年~が開催された。宗教の壁を越え、時宗、天台宗、臨済宗の僧侶や、カトリックのシスター、プロテスタントの牧師数名、加えて、鎌倉市在住のウクライナ女性と一般参列者含め約三〇名が参列した。
法要では、仏式による祈りと、キリスト教による祈りが奉じられた後、参加者全員による黙祷が捧げられた。閉式の辞で平井住職は、「このロシアによるウクライナ侵攻は、開戦当初、遠い二つの国による出来事であると思っていました。しかし、この一年を振り返ってみて、この戦況がエネルギー問題や食糧問題を生み、全世界に作用し、我々庶民にも大きな影響を与えていることに驚いています。
今現在世界各地で起こっているすべての事柄、事象が、直接的ではないにしろ、すべて私たちに繋がっている。これを仏教では縁といいます。本日ここに集まられた皆様は、偶々出会った訳ではなく、縁があったからこそ出会うことが叶い、大切な関係を結ぶことが出来ました。この縁の思想を弘めていくことによって平和への第一歩となれば幸いです。これからも戦争が起きないように、傷つき命を落とす人がないようにこれからも共に祈って参りましょう」と述べた。
法要終了後、参加者で記念撮影し、茶話会を披いて懇親を深めた。