全国の通信記事
2022年12月12日号
静岡西 「一食一円」運動の浄財を寄付
【静岡西】静岡西部宗務所(中村宏人所長)は令和4年12月12日、社教会(山澤英伸会長)とともに、平成21年より行ってきた「一食一円」運動で管内寺院檀信徒より集まった募金から10万円を牧之原市の社会福祉協議会に寄付した。当日は地元寺院法光寺住職、小屋嘉正師も立ちあった。一食一円運動は各家庭で食事の際に、いのちのめぐみ、また生産者など食を通じて社会の人と人との縁に感謝して一食につき一円を募金するという活動で、今年で13年目となる。募金は毎年静岡県西部各市町村の社会福祉協議会へ寄付され、福祉施設の備品購入など地域福祉推進のために役立てられている。
2022年12月11日号
三重 第33回檀信徒研修道場
【三重】桑名市の顕本寺(伊藤如舜住職)において12月11日、三重県日蓮宗宗務所主催、第33回檀信徒研修道場が開催され、教師14人檀信徒32人が参加した。
11時に開会式が行われた後、西片寛慈上人(四日市市、安楽寺住職)を講師に迎え「写経とは」と題しての法話が行われた。西片上人は始めに受持・読・誦・解説・書写の5つの修行法を説明し、今日まで仏教やお経が広まって私たちに伝わっているのは昔の人たちが写経の修行をし残してくださっているからだと話された。そして、写経を行う際の心構えとして、配られた写経用紙の文字は今はただの文字に見えるかもしれないが、『一々文々是真仏』の気持ちを持って書くことで、その文字が仏様のように感じられるよう1文字1文字愛おしく扱って丁寧に書くことが大切と話された。
法話が終わり、写経に移った檀信徒は慣れないながらも1画、1文字を丁寧に書き進めていった。
14時30分から日蓮宗三重県宗務所所長髙島行勝上人導師のもと記念法要と閉会式が行われ、記念法要の回向では参加者の名前とそれぞれの祈願が読み上げられた。
閉会式では開催寺院を代表して桑名市顕本寺住職伊藤如舜上人がこのような時世の中開催することが出来たことへの謝辞を述べられ、今回写経をしたことで積まれた徳を自宅やお寺に持ち帰って更なる研鑽に努めていただき、来年の令和5年も良い年になれるようにと祈念した。
2022年12月10日号
山梨3 歳末助け合い唱題行脚
【山梨3】十二月十日、山梨県第三部宗務所(岡本正富宗務所長)・同檀信徒協議会(横内正孝会長)は南アルプス市小笠原久成寺(村上通明住職)を出発地に毎年恒例の「歳末助け合い唱題行脚」を行った。
管内教師、檀信徒合わせて約六十五名の参加者が集まり、早朝から熱気に溢れていた。
参加者からなる長い隊列は、教師と檀信徒の代表が掲げる玄題旗を先頭に出発すると、それぞれが被災地や世界平和への想いを胸に、力強くお題目を唱え歩みを進めた。
隊列は途中で南アルプス市江原法音寺(岡田勅導住職)と南アルプス市小笠原妙経寺(村上通明住職)にて休憩をとった。
温かい御供養を受けながら約三キロメートルの行程を二時間かけて練り歩いた。
寒さ厳しい中、澄みきった青空に響き渡る唱題と団扇太鼓の音に誘われ、沿道には募金を寄せる近隣住民が数多く出ており、中には遠くの方から駆け寄ってくる方もいた。
温かい声をかけられた参加者たちは、その声に応えるように最後まで元気一杯にお題目を唱え、充実した気持ちで行脚を終了した。
今回の唱題行脚でいただいた寄付金は五十万三千四百二十二円集まり、宗務所職員、檀信徒協議会役員の手により、公益財団法人「山梨YBS厚生文化事業団」へ寄託された。