全国の通信記事
2022年9月16日号
大阪豊能 第87回「一日研修道場」
【大阪豊能】宗務所主催、檀信徒協議会が後援する第87回「一日研修道場」(昭和56年以来、年2回開催)が9月16日、能勢町蓮華寺(桑木茂光住職)で開催され、檀信徒25人が参加。午前9時開式、法味言上に続いて、岡妙摂師(妙華寺住職)の法話「日蓮聖人のお手紙」を聴聞。書写行の後、服部憲厚師(根本寺副住職)を講師に迎え「霊山浄土はどこにある」と題する法話を聴聞した。また今回で研修30回を修了した加堂孝子さん(圓珠寺檀徒)、野間邦子さん(善福寺檀徒)が表彰され、桑木茂光所長から記念品の扁額と「一心精進一心見佛・不退の修行を賞讃いたします」との祝辞が送られた。
2022年9月15日号
秋田 盲導犬育成のための街頭募金活動
【秋田】伝道会(石川是仁会長)は9月15日、秋田駅で盲導犬育成のための街頭募金活動を行なった。募金活動には秋田県盲導犬使用者の会(船木修会長)会員と盲導犬3頭も参加した。コロナ禍にあって多くの募金活動が停滞している中での街頭募金だったが、多くの人々の募金する姿が見られた。石川会長は「視覚障害者の方々が、もっと街を自由に歩けるような社会のために尽力したい。」と活動に力を入れている。同会は現在まで5頭の盲導犬を視覚障害者のもとへ送っている。現在6頭目の盲導犬貸与に向けて奮闘中だ。この日集まった募金は、北海道盲導犬協会への寄付金に充てられる。
2022年9月14日号
神奈川3 神奈川3宗務所合同布教研 修会
【神奈川3】九月十四日(水)小田原市報徳会館において、令和四年度神奈川県下三宗務所合同布教研修会が開催された。本年は当管区が担当し、六十余名の教師が出席。講演に先立つ山﨑浩道所長の挨拶ではこの日の講演テーマ「宗教に見る病気平癒」に題して鎌倉時代日蓮聖人の在世の飢饉・疫病蔓延を考えるとコロナウイルスが蔓延する今日の僧侶の在り方も考えるところがある旨が述べられた。登壇する講師は、宗教学者の正木晃氏。正木氏は地元小田原市にある日蓮宗寺院が菩提寺である縁から今回の講演を依頼。講演テーマに沿い、世界三大宗教の開祖がそれぞれ病気平癒とどのように向き合ってきたかなどを中心とした講演と心性院日遠上人著の『千代見草』を題材とした講演がなされた。参加した教師は、「コロナの影響で宗門行事や研修会が軒並み中止、リモート開催に変更される中で久しぶりに会場での研修会に参加することができ感慨深い。コロナ渦で私たち僧侶がコロナとどう向き合うか考えさせられる大変興味深い講演であった。」と述べた。講演後には時間一杯まで多くの質疑応答が行われ、午後四時に閉会となった。