2022年1月24日
神奈川3 守屋宣泰上人の通夜・葬儀式
【神奈川3】一月二十四日(月)、二十五日(火)平塚市妙安寺で第十八世、守屋宣泰上人の通夜・葬儀式が営まれた。守屋上人は同月十八日遷化。世寿七十歳。法号は顕壽院日幹上人。二日間で四百名の僧侶・檀信徒が参列した。
守屋上人は修行と学問の研鑽に励まれ、大学卒業後は声明師となり、荒行堂での五百日の修行を達成。
昭和六十一年からは妙安寺の住職を務め、以来三十五年間、檀信徒と力を合わせて境内整備に邁進した。その功績は、本堂へ新たな釈尊立像・鬼子母神像を迎えたこと、久遠堂の建立、水神堂の整備など。
また、管内への貢献も手厚く、声明師会会長・修法師会副会長・宗務所伝導事務長などを歴任。
法要の導師は大磯妙大寺の佐々木義正師で、組寺の僧侶が出座。葬儀式の半ば、田中恵紳宗務総長(代読)・山﨑浩道所長・岩田譲晃宗会議員・横浜常清寺
片山慶宣師から弔辞が読み上げられた。弔辞のなかで「僧侶は合掌でしょう」と自分が喧嘩を諫められた経験など、守屋上人との心温まる思い出が披露され、口々に感謝の言葉が述べられた。
さらに、通夜式の終わりには山﨑浩道所長より挨拶があり、通夜・葬儀式の終わりには、佐々木義正導師・筆頭総代の田代順一氏・遺弟の守屋宣覚師から謝辞があった。山﨑所長は新住職となる宣覚師に対し、「マジメで几帳面。穏やかで優しすぎるほど」と人柄や仕事ぶりへ太鼓判を押した。
葬儀後、参列者らは宣泰上人へ生花を手向け、最後の対面を名残惜しみながらの出棺となった。