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2021年12月23日
東京西・新宿区清隆寺で、一塔両尊佛像、諸天善神開眼・奉告式
【東京西】幕臣勝海舟の菩提寺として知られる新宿区清隆寺で12月23日、「一塔両尊佛像・諸天善神開眼並び墓地完成報告式」が午前10時と午後2時の二座に分けて行われ、僧侶檀信徒あわせて100名以上が参加した。
林重仁住職は、平成23年に同寺に入り同26年に法灯を継承する中で、先代清隆師より戦争で同寺の全てが焼失し復興を志したが体調が思わしくなく思うような活動ができないとの話しを聞き、自身でできることを模索。ある時、京都を訪れ大本山本圀寺、妙顕寺を参拝した折りに、御本尊・御仏像に接し「聖人がお弟子に望んだものはこれではないか」と強く心を打たれ、自身がすべきことを確信し一塔両尊佛像の造立を発願した。事業は試行錯誤しながらも、部材の重要性を考慮、熟練仏師とのご縁などもあり無事開眼することとなり、併せて境内墓地整備事業も完了しその報告式も行われた。重仁師はこの後、報恩感謝ほかを祈念する法華経一部八巻写経納経活動を計画している。