2021年4月29日
大阪市 第769回 立教開宗慶讃法要
【大阪市】4月29日、日本において仏教の興隆につとめられ、なかでも日本最古の肉筆遺品である法華経の注釈書『法華義疏』を著された聖徳太子の御廟のある磯長 叡福寺において立教開宗慶讃大法要が執り行われた。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令の為、一般檀信徒の参詣はご遠慮いただき、僧侶のみ42名の出仕にて感染症対策として検温、手指消毒、マスク着用し、間隔を空けての法要となった。例年であれば日蓮大聖人畿内遊学の折参籠なされたことを顕彰する宝塔前にて法要を執り行うのだが、雨天の為叡福寺客殿に大曼荼羅御本尊を掲げて勤められた。法要に先立ち午前10時45分より管長名代委嘱式が行われ、神谷行俊宗務所長が管長名代の導師として、来賓に第25区選出宗会議員 藤田尚哉僧正、和泉管区宗務所長 吉村常妙僧正を迎え、叡福寺の貫主猊下ご列席の下、厳かに執り行われた。又、宗務所長、貫主猊下、太子廟前にてのご焼香の後、今年は聖徳太子の1400年の御遠忌に当ることから各宗派が4月11日より御遠忌大法要を執り行う中、掉尾を飾るかたちで、日蓮宗として午前11時30分より聖徳太子をお祀りしてある聖霊殿(太子堂)にて御遠忌大法要を厳修し回向のまことが手向けられた。