2021年2月19日
東京北 七面大明神例大祭・コロナ退散祈願、國祷会
【東京北】台東区谷中 本山瑞輪寺(井上日修猊下)に於いて2月19日に七面大明神例大祭・新型コロナウイルス退散祈願とした國祷会が厳修された。例年であれば中山荒行堂を成満した行僧を式衆に執り行われるが本年は荒行堂が中止されたことにより瑞輪寺有縁の修法師20名が出仕し、檀信徒は距離を保ちつつ多数の方が参列した。
法要では稲荷泰雅上人(瑞輪寺執事長)が副導師をお勤めになり、渡邉宝道上人(宝晃寺住職)が修法導師を勤められ法楽加持が執り行われた。修法師の読経と御祈祷、大衆法楽では参加された檀信徒を囲み、その力強い声に皆が合掌し、撰経をあてられている姿が印象的であった。また、井上日修猊下を法要導師にて、国家の安泰、殊に国内で猛威を振るっている新型コロナウイルスの病魔退散・早期収束、更には感染者の当病平癒を御祈念された。
最後に井上猊下より「例年であれば荒行堂を成満した行僧の方々をお呼びして國祷会を厳修しておりましたが本年はコロナによって荒行堂が中止となりましたので東京在住の潮師法縁の修法師の方々の御出仕を賜り勤めさせて頂きました。檀信徒の皆様はありがたい御加持を受けたわけですが、それに満足することなく更なる精進をして頂き、幸せを掴んで頂きたいと心から念じております」と御挨拶を述べられ、その後、山内の東京七面山堂内では檀信徒は世情を鑑み参列はなく修法師のみにての御祈祷があり、七面大明神例大祭・國祷会は無事円成した。