全国の通信記事
2018年11月30日号
秋田 歳末助け合い唱題行脚
【秋田】日蓮宗秋田県青年会(新岡元涌会長)主催、歳末助け合い唱題行脚が11月30日に行われ、男鹿市にある寶塔寺(新岡宣随代務住職)を会場に管内の青年僧9名が参加した。
行脚では近隣周辺を中心に約1時間練り歩き、途中では日本海を一望出来る岸壁にて自我偈読誦が行なわれた。
また寺院周辺は海辺が近いこともあり、寒風吹きすさぶ中、行脚隊を待つ檀信徒の姿が数多く見られた。募金者からは「寒い中、この小さな街に多くの若い僧侶が集まって頂き、本当にありがたく思った。また、一緒に御題目を唱えられたことに感謝したい。」との声が聞かれた。尚、今回集まった浄財は、日蓮宗あんのん基金に寄付される。
三重・青木健斉上人遷化
【三重】平成30年11月21日、三重県尾鷲市 妙長寺住職 青木健斉(本理院日幹)上人が四大不調の為、遷化した。世寿72歳。
葬儀は同県桑名市 顕本寺住職 伊藤如舜僧正導師のもと、とりおこなわれた。
青木上人は昭和22年1月12日、田辺市南新町 本正寺住職、青木泰秀の次男として生を受ける。
昭和46年、立正大学文学部哲学科を卒業。昭和49年9月、三重県尾鷲市 妙長寺第25世住職となる。
住職として法務を務める傍ら、昭和52年には同市内の保育園園長として勤務。昭和61年からは保護司となるなど、精力的に社会貢献に尽力する。
平成11年、中部地方更生保護委員会委員長表彰(保護司)。平成23年、法務大臣表彰(保護司)。平成30年5月には、保護司を30年務めた功労から、瑞宝双光章を陛下より賜る。
宗門においては、全国に点在する題目塔を調査・取材し、日蓮宗新聞にて『古碑めぐり』のコラムを長年に渡り掲載していた。
北海道南 日蓮聖人降誕八百年管区記念大会
【北海道南】日蓮聖人降誕八百年管区記念大会が11月30日、函館市内で開催され約750人が参加した。この大会のために教化センターと和讃研究会が作成した慶讃和讃が奉唱される中、師衆が入場し、感動いっぱいのの法要が営まれた。第2部では一龍斎貞鏡さんによる、日蓮聖人ご誕生から立教開宗までの講談が行われた。第3部はオリジナル映像で全国の各本山寺院を巡る「行ったつもりの団参旅行」を上映。ナレーションは小学生の女の子2人が担当し、映像の中ではクイズや鯛せんべい、みのぶまんじゅうなど各地のお土産品のプレゼントも盛り込まれ、会場に拍手や笑顔があふれた。初参加の女性(50歳)は「いつも以上にお経とお題目のパワーを感じることができありがたかった。平成32年の教区大会が楽しみ」と話した。