全国の通信記事
2018年5月27日号
兵庫北 宗務所・檀信徒協議会合同総会ほか
【兵庫北】宗務所(宮﨑英一宗務所長)は5月27日、檀信徒協議会(宿南登会長)との合同総会と、教師・寺庭婦人・総代リーダー研修会を豊岡市出石町本高寺(宮﨑英一住職)で開催した。
午前10時より本堂で法味言上の後、宗務所・檀信徒協議会合同総会が書院で開催され、僧侶・総代合わせて39人が出席し、前年度の事業活動および会計の決算報告と、今年度の会計予算・事業計画等、議題にそって協議を行った。
その後、昼食を挟んで午後1時から、中紙賢孝師(滋賀県大津市本要寺住職)と守岡悟氏(京都府京田辺市法華寺菩薩団会長)(中紙賢孝師代務住職)の「僧侶と檀信徒」 ?力を合わせて二人三脚? と題して講演が行われ、僧侶・寺庭婦人・総代合わせて109人が参加した。
講演は、前半に中紙師、後半に守岡氏がそれぞれ講演を行い、僧侶と檀信徒というそれぞれ違った立場から、寺院での住職と檀信徒の関わりについて話され、閉鎖的であった法華寺が、檀家や地域に開放されたお寺となった現在に至るまでの様子を説明され、住職が檀信徒に気さくに接することで信頼関係が生まれ、檀信徒が積極的にお寺に集まり、そしてお寺の行事等に参加するようになり、「日蓮宗に信仰できて良かった。法華経に出会えてよかった」と心から感謝し「お寺を盛り上げていこう」と、現在の心中を守岡氏は語り、研修会の参加者はメモを取りながら熱心に講演を聴いていた。
愛知尾張 小牧市妙樂寺法燈継承入寺式
【愛知尾張】平成30年5月27日小牧市妙樂寺にて、第32世冨田友照師の法燈継承入寺式・天童音楽大法要が行われ、管内寺院、多くの檀信徒が列席した。
荘厳された本堂において法燈継承の儀、天童献供が行われた後、友照師は住職の証である払子を手に法燈継承の奉告文を力強く読み上げ、檀信徒教化を誓った。臨席の各聖より祝辞が送られた後、最後に謝辞に立った友照師は「妙樂寺の法燈を守り、宗門発展に力を尽くしていきます」と固い決意を滲ませ言葉を締めくくった。
大分 青年会有志が自死者の供養
【大分】5月27日、大分県別府市にあるオアシスサロン寺子屋境川(垣迫治治氏)で、大分県議員、別府教育長、遺族関係者など30名が参列し、延隆寺(首藤泰隆住職)が導師を、大分県日蓮宗青年会の有志が式衆を勤め、自死者の供養が行われた。
オアシスサロン寺子屋境川は垣迫治氏が「心を学ぶ場をつくりたい」と、首藤師に協力を仰ぎ平成24年から様々な活動している。垣迫氏は「年間の自死者は全国で3万人。大分県では200人といわれています。自分で自分の命を終えてしまう方はさぞ苦しかったでしょう。そして残された遺族の事を思うと言葉が出てきません。本日の読経と皆様の祈りが自死者へ届き、また自死をする人が一人でも減っていただけたらと切に願います」と挨拶した。供養後はお斎の席に別府市長も加わり、命についての意見が交わされた。