2018年3月26日
福島 第3回和讃講習会
【福島】3月26日(月)、郡山市法現寺(齋藤幸洋住職)で第3回和讃講習会(齋藤幸弥:日蓮宗福島県和讃振興会会長)が県内寺院の子育てに奮闘する寺族と幼い子供を持つ一般のお母さんと子供たち(0歳から未就学児)合わせて60名が集まり開催された。
会は二部構成で午前10時より第一部「こどもとわらべうた」という題材で、郡山わらべうたの会代表古澤政子先生を講師にわらべうたによる子育て大切さを体験した。本堂全面を広く利用し、輪になって「でんでらちゅうば」や、「ずいずいずっころばし」「いっぽんばしこちょこちょ」など体を使ったわらべうたを歌い、子供との触れ合いを楽しみながら学んだ。
昼食をはさみ午後1時より、子供たちを保育士のいる本堂に預け、客殿にお母さん方を集め4人の子育てに奮闘する管内の教師菅原瑞正師(棚倉町長久寺内)から、子育てに必要な親の姿、自身の失敗談等の話を聞いた。師は「親はどうしても子供に多くを望んでしまう。大切なのはそのままの子供を認めてあげること。女性はそもそも集団で子育てするもの。核家族が主流の現在それがうまくいかず育児ストレスとなる。今回のように知らない同士でもお寺に集まってすごせば心安らかに子育てできる」とまとめた。
参加者からは、「お寺ということで最初は緊張したが、とても楽しいイベントだった。また参加したい。」「こういう安心して参加できるものが少なかったが、ゆっくり深呼吸できる時間が作れた。」「わらべうたを教わったり、育児の事を相談できて有意義だった。」と、参加者が満足できるイベントとなった。当会会長は「またこのような地域のおかあさんやお寺に関わるおかあさんが楽しめるイベントをしていきたい」と今後も和讃の心を繋げる新たな活動を進めていく志をしめした。