全国の通信記事
2017年12月9日号
千葉東 訃報・廣野行甫師
【千葉東】廣野行甫師(匝瑳市妙典寺第39世)12月2日遷化。世寿78歳。法号は慈心院日淳上人。同月8日に同寺で本葬儀が営まれた。廣野上人は中央大学大学院修士課程を修了。国士舘大学文学部教の教鞭を執ってきた。
京都1 洛陽十二支妙見 宝剣引継大祭
【京都1】12月9日、洛陽十二支妙見会(道入寺住職風間隨成会長)による宝剣引継ぎ大祭が
小倉山の妙見宮である小倉山常寂光寺(長尾憲佑住職)で僧俗約80名が参拝し行われた。法要に先立ち、綺麗に色づいた紅葉の葉が散る中、妙見会各聖による水行が行われ、檀信徒が合掌し見守った。大祭では酉の妙見さまの常寂光寺(長尾憲佑住職)より、戌の妙見さまの三寳寺(鈴木英文住職)へ宝剣が引き継がれた。
三寳寺の「戌の妙見さま」は、開山日護上人の御作で江戸時代初期より「洛陽十二支妙見」として開運厄除け、方除け、寿福の妙見さまとして尊信され「鳴滝の妙見さま」や、願いが叶う事から「満願妙見宮」と親しまれている。
「洛陽十二支妙見」とは京都御所紫宸殿を中心に京都市内の十二支の方角に祀られた妙見宮から構成されている。江戸時代、「洛陽十二支妙見」は、寿福、開運、厄除けを願う庶民の間で信仰が盛んに行われ、参拝者は後を絶たなかった。その後、明治時代の廃仏毀釈により少しずつ衰退してしまっていた。その「十二支妙見会」が1986年(昭和61)に再興され現在に至っている。
法要後には、風間隨成会長より「「不染世間法」世間の悪い教えに染まらず、「破邪顕正」邪な心を無くし、正しい考え、正しい教えを守りお題目を唱え、妙見信仰に励んでいただきたい。」と挨拶があった。
長崎 信徒青年の集い
【長崎】信徒青年会(金子宗弘会長)主催、信徒青年の集いが12月9日・10日の一泊二日で平戸市本成寺(今川亮生住職)を第一会場、国際観光ホテル旗松亭を第二会場として開催され、教師・信徒青年合わせて59名が参加した。
この信徒青年の集いは、将来の日蓮宗寺院を支えていく寺院の信徒青年の信仰増進と融和を図り、寺門興隆に寄与することを目的とした集いで、県内5地区を毎年順番に会場として開催されている。今年で15回目。管区開催の信徒青年会が毎年、一泊二日で開催されるのは全国でも珍しく、一ケ寺一青年会の結成を目指し宗門運動に取り組んでいる。
今年は、全国檀信徒協議会会長の池上幸保氏を講師に招き、日蓮聖人御降誕八百年に向けた宗門運動にちなんだ研修を行なった。「目に見えないものに生かされる感覚を持つ大切さ。正しい信仰を持った人達によって安穏な社会を築いていきましょう。その為には、代々受け継いできたものを次の世代に伝える信仰の継承が大事である。」と宗門の応援団としての活動を学んだ。
二日目の十日は、本成寺で朝のお勤めと唱題行を行い、お寺の縁起を聞き、国指定史跡「平戸和蘭商館跡」復元建築物・松浦資料博物館などを巡り、大航海時代の日本の歴史とロマンを学び、昼食後散会した。