2017年10月1日
千葉西 東日本大震災復興支援第六回慰霊団参
【千葉西】宗務所(土井了真所長)では十月一日から三日まで、檀信徒協議会(今井靖夫会長)並びに檀信徒青年会連絡協議会(鈴木敏文会長)と共催で東日本大震災復興支援第六回慰霊団参を開催し、教師・檀信徒三十九名が参加した。
一日目はバスにて現地入り。その間福島で布教活動をしている佐野泰之師(茂原市如意輪寺住職)が法話。福島の現状を報告し自らの活動を通じて学んだ今なお続く災害の恐ろしさと復興支援の実践また植樹の意義を語った。さらに田澤元泰師(茂原市妙弘寺住職)は慰霊法要の根本である霊と命の存在を説いた。さらに宿泊地の釜石市宝来館では「民話を伝える会」による『あの日あの時甚句』を三編披露し、震災の現実を肌で感じた。
二日目は、大槌町蓮乗寺(木藤養顕住職)に向かい。木藤住職導師に震災物故者の慰霊法要を厳修した。
続いて境内地に枝垂れ桜の植樹を行った。この活動は平成二十六年十月第四回慰霊団参の時、釜石市で行われていた「桜を植える活動」を知りその趣旨に賛同して、翌年に浄財勧募を展開。七〇〇本分の浄財を集め、釜石市に寄贈し、釜石市仙壽院の芝崎惠應釜石に桜を植える会事務局長の計らいで今回の植樹活動に至った。参加者一同協力し、桜を植樹した。結びに芝崎事務局長より御礼の言葉を頂戴した。
午後からは遠野を巡り翌日は宮沢賢治記念館とえさし藤原の里と各地を回って、帰路に着いた。
参加者からは「回を重ねた団参の中で最も達成感のあるもので、関われたことに感謝したい」という喜びの声と未だ進まない復興の現状を学ぶ充実したものとなった。