2015年10月25日
山梨4 北杜市上行寺で法灯継承式
【山梨4】平成27年10月25日、山梨県北杜市来佛山上行寺に於いて第41世第小林竜嗣上人の法燈継承式並びに、第40世小林教文上人(遵厚院日宏上人世寿96才)の本葬儀がとりおこなわれ、僧侶檀信徒約200名が参列した。
新住職の祖父である日宏上人は、法臈76年、住職歴67年、上行寺においては、昭和33年に法燈を継承して以来、寺門の護持発展に務め、布教第一として宗門発展に尽力した。また地域社会においては高校教諭として子どもたちの指導教育にあたり信頼を集めた。
そのような祖父の姿を見て育った竜嗣上人は、自らが上行寺の後継者となるべく一念発心し、平成23年身延山大学に入学。祖山での修行を重ね、平成27年に大学を卒業し上行寺に帰山した。
しかし竜嗣上人へ法燈が継承される寸前、日宏上人は後継者である孫の帰りに安堵したかのように遷化された。
法燈継承式では、新住職に山梨県第四部宗務所長・齋藤紳悟上人より辞令が伝達され、亡き祖父に代わり正干与の松永直樹上人から払子が手渡された。
竜嗣上人は前住職の功績を讃えるとともに、新住職として寺門興隆、檀信徒教化に邁進していきたいと仏祖三宝、諸天善神に固く誓った。