全国の通信記事
2015年7月30日号
青森 米国からチェスボロー号の碑を参拝
【青森】七月三十日 つがる市 要心寺(加藤知宏住職)に、つがる市の姉妹都市である米国メーン州バス市から訪問団七名、引率者二名が来山。
当山に祀られている、チェスボロー号遭難の碑にお参りした。
このチェスボロー号遭難のあらましと記念碑建立のいきさつは次のようなものです。
『明治二十二年(一八八九年)十月三十日の早朝、つがる市車力沖合で折からの暴風によって座礁した一隻の巨船が漁民によって発見され、嵐の中、決死の救出活動で乗組員二十三人中、四人の船員を奇跡的に救助。三日後、奇跡的に助かった四人は無事にアメリカに帰国しました。助けた当時の村人たちの心にも、助けられた乗組員たちの心にも大きな感動が生まれました。その船名はチェスボロー号、アメリカメーン州バス市の船籍。国境を超えた勇気と愛の人間ドラマは感動と共に語り継がれ、旧車力村とアメリカメーン州バス市は、積極的に交流が行なわれるようになりました。それを記念しチェスボロー号記念碑が出来ました。』
残念ながら亡くなった亡骸は、近くの寺院、神社に埋葬され、内二体が要心寺に納められている。
碑の前で読経、焼香。
その後、本堂に於いてチェスボロー号に使われていたマスト、甲板に使われていた木で作られたテーブルを感慨深い眼で見ていた。
鳥取 第九回修養道場わんぱく寺子屋
【鳥取】主催鳥取県日蓮宗青年会・後援日蓮宗鳥取県宗務所(星合輝章所長)、教化センター(酒井英孝センター長)で第九回修養道場わんぱく寺子屋が米子・本教寺(那須孝之住職)にて七月三十日に開催されました。
子どもたち二十九名、青年会会員、管内寺院、寺庭婦人会より約二十名が参加した。午前の部ではプチ修行と称し日蓮聖人御写像の塗絵・お題目写経をし、御宝前にお供えし、青年会会長(那須孝允会長)のもと唱題行、祈念が行われ、子ども達は足の痛いのを我慢しながら必死に耐えていた。
昼食には流しそうめんを食べ、子どもたちは楽しそうに箸をのばしていた。午後は市内の公園に行き、鬼ごっこをして体を動かしたり、プラネタリウム鑑賞をして楽しんだ。
閉校式では、修了証と合わせて記念品を授与し、子ども達の笑顔がこぼれていた。最後に今日一日お世話になった方々にお礼を言って解散となった。
石川1 夏の修養道場
【石川一】平成二十七年七月三十日、金沢からバスで福井へと向かい、大乗寺を会場として一泊二日の修養道場を行った。今年は三十四人の子どもが参加し、例年通り海やカヌー、花火などの楽しい時間はもちろん、今年は初の試みとして子どもたちが描いた絵でTシャツを作った。テーマは誕生仏で、お釈迦様の生い立ちの話を聞いた子どもたちは、皆想像を膨らませながら一人一人個性溢れる誕生仏を描いた。