2015年3月26日
福岡県『お題目のつどい』
【福岡】四月二十六日、宗務所(立野良顕所長)主催の『立教開宗会』福岡県『お題目のつどい』が日蓮聖人銅像護持教会(渡邊正順主管)を会場に、僧侶・檀信徒約五百人が参加して行われた。
午前十時半、立野所長を導師に立教開宗会法要が営まれた。法要後、立野所長は「私達はお題目を受け保って未来永劫に伝え続ける事が大事です」と挨拶した。次に渡邊主管が祝辞として、「法華経の功徳を得るうえで重要なのは受持し、読唱し(読)、暗唱し(誦)、説き広め(解説)、写経(書写)するという五つの行いが大切です」と述べた。
引き続き、奥野本洋師(山梨県身延町妙石坊住職)を講師に『今すぐと仏となる全てそれから』と題して記念講演が行われた。奥野師は若くして亡くなった弟と自分と二人分の人生を歩んできた事、お釈迦様が説かれた法華経が一番大切である事。また、人がどう生きたら幸せに生きられるかが説かれているのがお経であると述べた。参加者は笑いあり涙ありの話に熱心に聞き入っていた。
昼食後、法華和讃並びに誓願唱題法要が行われた。法要では、子供達による献灯・献花・献香、そして和讃奉唱の後、青年会行脚隊が入堂し行われた撃鼓唱題行では、参加者は皆一心にお題目を唱え、その声は堂内に響き渡った。
また、サプライズゲストとして日蓮宗新聞社のキャラクターこぞうくんが訪れ、多くの参加者が記念写真を撮っていた。
法要後、佐野前延師(宗会議員本佛寺住職)が「一八七〇年に仏教という言葉ができ、そして今世界が仏教に注目し、その中でも法華経を勉強しています。これからも異体同心で頑張りましょう」と挨拶した。
水上正覚教化センター長(北九州市妙真寺住職)が閉会宣言し午後三時時に、盛況のうちに全日程を終了した。