2014年10月9日
大阪豊能管内 宗宝調査行われる
【大阪豊能】豊能管内では10月9日から11日までの3日間。眞如寺(植田観樹住職)・清普寺(村上順雅住職)において宗宝調査が行われた。
審議委員には中尾堯立正大学名誉教授(審議委員長)・坂和宣敬同大学名誉教授はじめ寺尾英智同大学教授ほか数名が組織され派遣された。申請された寺宝は
眞如寺では
【1】真如寺中能勢妙見山所蔵の寺宝
1、能勢家文書:大阪府重要文化財指定~開基能勢家に伝えられた文書群
2、鎮宅霊符神図像:明朝時代の作と推定。以後の日本の絵画に影響を与えたと 考えられる
【2】真如寺所蔵の寺宝
3、七面大明神木像:元録二年開眼。
4、開山日乾上人御消息:元和七年六月二十七日、能勢頼重への消息
乾師と能勢家の深い親交の様子が窺われる
5、梵鐘:元応元年(1319)5月10日鋳造。大阪府重要文化財
以上の5点を中心に、その他の寺宝・史料等を調査。
清普寺では
1、 除厄祖師木像:四条金吾公感得で宗祖御真作とされ、往時しばしば出開帳を奉行。
2、 宗祖御尊像:説法座で中老僧日法上人御作
3、 宗祖御真蹟御消息文「松野殿御返事」
そのほか能勢頼次公真書他、寺宝資料等の調書がそれぞれとられた。
専門的な調査を受け顕彰する事は、寺宝として再認識し格護・維持・保全の認識も高まり、何より檀信徒の信仰増進に資する面がおおきい。各専門の先生方の所見を待ちたい。3
今回同伴の宗務院教務部より「御真蹟御曼荼羅にたいしては、必要な場合には宗務院がその監護修復を行っている。これは宗務院として宗宝に関わっていこうと立教開宗750年慶讃を機に始められたもので、現在までに90幅を超える完全修復が行われ、中には一年間の修復期間を要するものもある。」という話を伺った。またお曼荼羅や古文書の修復は安易に行わず、虫除けなど行い現状維持の状態で適正な修復の機会を待つのが結果よい場合もあるという。
近年は宗宝申請が増え、年に五?七回の宗宝調査に応じているとのこと。中には檀信徒の藏から宗宝が発見された例もあるという。申請の際には管内や近隣寺院への呼びかけをお願いしたいとしている。



















