全国の通信記事
2025年11月30日号
福井中 お坊さんのお話会と和讃講習
【福井中】11月30日(日)福井県中部布教師会(坂井是真会長)主催、福井県中部和讃振興会(落井良孝会長)、福井県中部声明師会(大木要門会長)共催のもと、妙国寺様(花島常善上人)を会場に「第6回お坊さんのお話会」並びに「第21回和讃講習会」が開催された。
当日は小春日和の中、檀信徒をはじめ僧侶をふくめ、50人以上の方が参加された。
初めに説者をつとめる坂井是真上人が導師のもと法末言上、続いて「会長と考える」と題して挨拶をされてから和讃振興会より和讃の説明や、歌い方などの話が始まった。
その後、布教師会:坂井是真上人より自身の10代の生い立ちを話、「因縁」についてお話がはじまった。檀信徒はじめ参加者の方々は頷きながらメモをとる方も多く、涙を流しながら真剣にお話を聞いていた方もおられ「いのちに対してもとてもいいお話が聞けた」と満足に言われた方もおられた。
最後に、布教師会から5回を数えるおはなし会に累計4回参加された方(今回は8名)に賞をお渡した。
2025年11月16日号
福井南・高浜町妙光寺で開山500年記念法要
【福井南】11月16日、福井県大飯郡高浜町妙光寺で開山500年記念法要が行われた。過去数度にわたる火災によって正確な年代こそ不明だったものの、歴代上人の記録によれば、寺宝である開山上人直筆の御曼荼羅に大永5年(1525)春季彼岸会と記してあったことから、その年を開山の年と定め伝えてこられた。現住職の浅野修章師と檀信徒の協力により、記念事業として改修された歴代住職碑の開眼法要の後、法華和讃の節に妙光寺の歴史を綴った妙光寺和讃を奉納し、歴代住職41人の報恩塔婆を建立した堂内で開山500年記念報恩法要が勤修された。法要後の挨拶では、「檀信徒の皆さまとともに大きな記念の年を迎えられたこと、素晴らしい法要を行えたことはこの上ない喜びです。ぜひ、50年後には550年記念も皆さんとともにお祝いしましょう」というと、堂内は温かい笑いに包まれた。
富山 氷見市寶徳寺で法灯継承式
【富山】令和七年十一月十六日、快晴の中、氷見市海岸山寶徳寺において第四十四世戒誠院日貫・高野本亘上人の法燈継承式が厳修された。檀信徒が見守る中、新住職は緊張の面持ちであったが、富山県宗務所長・池内瑞祥僧正より辞令、正干与人・氷見蓮乗寺住職福井教純僧正より払子がそれぞれ手渡され、会場に盛大な拍手が響き渡ると表情はより一層引き締まり、力強い声で決意のこもった奉告文を読み上げた。
続いて、昨年十一月二十九日に遷化した先代住職戒公院日誠・高野本悦上人の一周忌法要・並びにお会式法要が営まれ、先代住職の遺徳を偲ぶ御題目がこだました。
最後の挨拶で新住職は「この一年間新住職として決断しなければいけないことが沢山あったが、その度に自分はこれまで檀信徒の支えの下で生きてくることができたのだと実感した。今後もこの思いを強く胸に刻み、寺門繁栄に努めていきたい」と述べ、法要を締めくくった。



















