全国の通信記事
2024年2月23日号
新潟東 法座布教
【新潟東】布教師会は2月23日、長岡市中之島妙栄寺にて近年ではほとんど見かけない高座を用いての「法座布教」を5年ぶりに開催し、僧侶檀信徒66人が参加した。
新発田市法華寺住職で布教師会副会長の本田義昌師が前講を務め、「お唱えするお題目の意味」を説題として、努力、精進をし続けることの大切さを自身の柔道の経験やドラマのワンシーンなどを例にあげながら法話をした。
本講には会長である長岡市妙栄寺住職望月是祥師が「水害から20年、私のお題目」を説題として、波瀾万丈の妙栄寺の歴史や、平成16年の7・13水害で流されたお寺をどのように復興したのか、当時の心境を交えて話された。
両師とも終盤には普段中々聞くことが出来ない、日蓮宗伝統の「くりべん」を披露し参加者は真剣に聞き入っていた。
参加した檀信徒は「とても楽しく勉強になりました。次回も是非参加したい。」と話した。
2024年2月22日号
石川1 中山晴生師帰山奉告式
【石川1】二月二十二日、加賀市蓮光寺で中山晴生上人の初行成満帰山奉告式が厳修された。
当日は晴天に恵まれ、同行の荒行僧五名と共に水行、奉告式と進んだ。初めての荒行で会得した木剣修法を力いっぱい一生懸命に檀信徒に向けた。
謝辞では、苦しかった修行を振り返り、参列した檀信徒に感謝の気持ちをあらわし、これからの修法師として邁進していくことを誓った。
2024年1月31日号
新潟西・長岡市寺泊で7日間の寒修行行脚
【新潟西】長岡市寺泊で1月25日から31日までの7日間寒修行行脚が行われた。この寒行は法福寺により毎年開催され歴史は古く始まりは定かではないが、地域の冬の夜の風物詩となっている。
最終日の31日は約10名ほどが法福寺境外堂の祖師堂に集まり1時間ほど町中を唱題行脚した。行脚終了後の懇親会では7日間の労をねぎらい、和やかな雰囲気の中で参加者は親睦を深めた。
今回で通算50日参加の表彰をされた同市の小熊英樹さん(51)は「住職に誘われたのがきっかけで参加するようになった、実際に行脚してみると自分が思った以上に地域の人たちに愛されている活動だと感じた。町の人の温かさがありがたい。」と笑顔を見せ「次は100日を目指したい」と意気込みを語ってくれた。
法福寺の海津武尚住職は「宗祖縁の地を毎年行脚させて頂いている。この上ない喜びです。」とお祖師様に向かい手を合わせ深く頭を垂れた。