2026年1月17日
兵庫東 阪神・淡路大震災慰霊法要
【兵庫東】1月17日、兵庫県東部宗務所において、31年目となる阪神・淡路大震災の慰霊法要が開催された。当日は宗務所員ならびに管区内の多数の僧侶による読経唱題が行われ、すべての被災者に対して回向供養が執り行われた。読経の声が堂内に響く中、参列者一人ひとりが手を合わせ、震災で亡くなられた方々の冥福を祈った。
被災者の方の持つ深い悲しみと弔いの思いを共に分かち合い、祈りを捧げることは、災禍に対して宗教者が持つ責務である。兵庫県東部宗務所は慰霊法要を営むことで、宗門として追悼の場を保ち続け、祈りの拠り所を絶やさぬ姿勢を示した。
また同日、兵庫県東部青年会は神戸市中央区の東遊園地にて、発生時刻である午前5時46分に黙祷し、物故者の霊位に読経回向を行った。その後、震源地に近い淡路島・岩屋漁港へ向かい、海難物故者の追悼法要を営んだ。
「震災が起こってから31年の歳月が流れました。私のように震災を知らない世代も青年会に入っているほど時間が経った今だからこそ、6,434名の命を、ただ『亡くなった』という数字の記録として風化させてしまいたくありません。許される限り、亡くなられた方々の菩提を弔い、その御霊を一人ひとり供養したい」と、ある青年会員は語る。青年会では今後も、節目の年に限らず慰霊と追悼の場を設け、祈りを日々の行いへと繋げていくという。震災の痛みと向き合いながら、祈りを絶やさぬことを誓い、次代へと受け渡していくことを、忘れてはならない。



















