2025年9月14日
愛知名古屋 熱田区本遠寺「川施餓鬼水齋会」
【愛知名古屋】9月14日、熱田区本遠寺(伊藤友範住職)で、「川施餓鬼水齋会」が行われ、檀信徒ら約50人が参加した。
川施餓鬼の歴史は古く、享保7年(1722年)8月14日にこの地方を襲った暴風雨によって約4500人もの人が亡くなり、その慰霊と、後に起こった亡霊の祟りを治めるために尾張徳川第四代徳川吉通公の正室である瑞祥院より命を受け始まったとされており、300年以上の歴史がある。以降、漁師町であった熱田では旧暦の8月14日(現在は9月14日)に法要を営み、日頃殺生している生き物の供養をしている。また、水難で亡くなられた方の慰霊や、近年は伊勢湾台風や東日本大震災の犠牲者の供養もあわせて行っている。
お寺でのお彼岸法要後、参加者は東海道五十三次の四十一番目の宿場町「宮の宿」跡地から屋形船に乗り、川を下りながらお経とお題目を唱えて祈りを捧げた。その後、河口近くに差し掛かったところでウナギや果物、野菜、水に溶ける特別な散華などを川に流し供養をした。
参加者の男性は「屋形船に乗るのは久しぶりで風が心地よかった。歴史ある行事なので、来年も参加して古き良き伝統を伝えていきたい」と話していた。



















