全国の通信記事
2017年5月19日号
静岡中・布教師会総会、研修会 鈴木隆泰師「法華経における法師とはなにか」
【静岡中】布教師会(塚本智秀会長)は5月19日、総会と研修会を富士市内のホテルで開催し、管内僧侶約50人が参加した。研修会では山口県立大学大学院教授で東京都江東区善應院住職の鈴木隆泰師が「『法華経』における法師とはなにか」と題した講演を行った。
鈴木師は、キリスト教では神が語ったもののみを聖典とするのに対し、仏教ではブッダが語った言葉以外にも、「人を導くために善く説かれたものであるならば、それは釈尊の言葉である」として、大乗非仏説を「無知や誤解から生じたものに過ぎない」と否定し、すべての仏典は仏説であると示した。
さらに釈尊滅後、「成仏の保証(授記)」がないことから、成仏を目指さない小乗仏教が正当化されたことを指摘。大乗経典誕生の根源的理由を「授記を与える釈尊の出現が待望されたこと」にあるとした。『法華経』は、この釈尊にしかできなかった「授記」を、釈尊入滅後に法華経の行者(法師)に託し(付嘱し)、法師に「一切衆生を成仏させるという強烈な使命感を喚起」させるために成立したのであり、日蓮宗僧侶に期待されるのは「説法によって如来を現在化し、授記を与え、衆生を利益すること」にあると結論した。
2017年5月17日号
埼玉・和光市妙典寺で入寺式並びに本葬儀式
【埼玉】5月17日、和光市長光山妙典寺において第五十世永長正典上人入寺式。
並びに、去る平成29年2月7日に遷化された第四十九世永長海晃(慈妙院日典)
上人の本葬義が行われた。
午前11時より、正典上人の入寺式が行われ僧侶・檀信徒約250名が参列した。
法要に先立ち、小林順光宗務総長名の辞令が三枝泰英埼玉県宗務所長によって
正典上人に伝達され法要が進められた。
新住職謝辞では「歴代のお上人が、脈々と当山の法燈を受け継ぎ新倉(にいくら)子安の霊場が今日にいたっています。この由緒深き妙典寺の法燈を、本日多くの皆様の前で継承させていただき誠に光栄なことであるとともに、大変な重責を感じています。これからも精進と努力を重ね当山の護持発展に努めてまいります」と述べた。
午後2時から、前住職第四十九世永長海晃(慈妙院日典)上人の本葬義が、外岡信昭北足立布教会会長を導師に営まれ、前住職の長きに渡る功績と人柄をあらわすように僧侶・檀信徒約300名が参列した。
葬儀委員長を務めた妙顕寺住職・齋藤純孝上人は挨拶のなかで「慈妙院日典上人は、小学校五年生の時に師父を亡くされて、度々卒塔婆を書いてもらうため和光から戸田までの道のりを卒塔婆を持ち徒歩で行き来していたそうで、そのような大変なご苦労をされた日典上人であったからこそ妙典寺様への熱い思いをもって約60年に渡り護持丹精なされたのだと思います」と話した。
遺弟、正典上人は謝辞で「師父は、晩年体調がすぐれず一人では本堂に来ることも出来なくなり、それでも法務をこなそうとしたり、寺の行事を常に気にしていたりと、最後まで勤めを果たそうとしていました。これも60年近く住職をした妙典寺への強い思い、皆々様への感謝の気持ちがあったからだと思います。これからも、皆様方への報恩感謝の気持ちを忘れることなく師父が守り続けた妙典寺を護持できるよう努めて参ります」と述べた。
法要後、本葬儀の導師を務めた外岡会長は参列した僧侶を前に、海晃前住職の無口でとてもシャイな性格であった思い出を話し海晃前住職を偲んだ。
2017年5月16日号
静岡中 第20回全国法華和讃指導者講習会
【静岡中】今年発足35周年を迎える静岡県中部法華和讃振興会(林昌壽会長)は5月16日、富士市霊蹟本山実相寺(豊田日穂貫首)で「第20回全国法華和讃指導者講習会」を行い、茨城、兵庫、熊本、長崎など全国10管区から寺庭婦人と僧侶、計21人が参加した。
参加者は、初心者の「聖詠コース」と熟練者の「おさらいコース」に分かれて講習を受けた。前者は基本所作となる太鼓の打ち方、和讃の節回しなどを学び、後者は『先師御詠』『妙法蓮華経和讃』を中心に基本を復習したのち、応用所作に磨きをかけた。
閉講式ではご宝前で、コース別に講習の成果を披露し、日蓮聖人実相寺ご入蔵七五〇年の記念につくられた『日蓮聖人御一代記』の一節「入蔵」を全員で奉詠した。豊田貫首はあいさつで「日蓮聖人の遺徳をしのぶ、というのが和讃の基本的な考え方。その平和への祈りを心に刻んで、世間の人に訴えていただきたい」と激励した。
その後、参加者は一切経蔵を見学し、日蓮聖人が立正安国論を構想された当時に思いを馳せた。



















