全国の通信記事
2017年5月27日号
東京東 秋廣平六翁二百回忌音楽法要
【東京東】伊豆諸島の一つ大島町で、波浮港開港・波浮港村創設の祖とされる秋廣平六翁の没後二百年記念事業(秋廣道郎実行委員長)が5月27日、旧波浮小学校で開催された。
この事業の一環として冒頭に「秋廣平六翁二百回忌音楽法要」が営まれ、道師に菩提寺である海中寺の吉川泰全住職、脇導師に西村寛和宗務所副長並びに布施慈宣伝道センター長、式衆に管内はじめ有縁の各聖が御出仕され、会場全体が荘厳な空気に包まれる中、大島佛教会各師、三辻利弘大島町長はじめ島内外の来賓、親族や一般の方など約800人が参列し、秋廣平六翁の供養と共に、改めてその偉業を讃えた。
その他、町民合唱団による合唱、紙芝居「波浮物語」、御神火太鼓、古歌や手踊りなど郷土演芸の披露や、波浮港往時の貴重な写真展示や地元名産品のブースなども出店され、多くの人が地元伊豆大島の歴史と魅力を再確認した一日となった。
2017年5月26日号
山梨3・『檀信徒協議会講演会 ~仏教的終活のススメ~ 』
【山梨三】檀信徒協議会(功刀章光会長)は五月二十六日、南アルプス市「桃源閣」を会場に総会と合わせて研修講演会を開催した。
約百五十名の参加者が集まったこの研修会では、今回は久住謙昭師(横浜市戸塚区妙法寺住職)が招かれ、約一時間半に亘って「仏教的終活のススメ」と題し、久住師が作成したエイジングノートをもとに講演が行われた。
多くの葬儀に携わってきた経験や師父を早く亡くしてしまった久住師本人の経験から、残された家族が故人への想いに寄り添えるように、人生を考えるノート『エイジングノート』を作成。
エンディングという終わりを連想させる言葉でなく、重ねるという意味のあるエイジングという言葉を使用した。
講演では、エイジングノートを参考にしながら時には笑いを交えながら参加者各々が自分の生死と向き合った。
最後に、人と人の繋がりが希薄してきた今の世の中で日本・仏教が大切にしてきた縁を伝えていくことが僧侶の役割ではないだろうかと講演を閉じた。
北海道南・蓮華山本行寺にて入寺式
【北海道南】5月26日北海道南部函館市の蓮華山本行寺にて第三世 原一彰上人の入寺式が行われました。
払子は昨年の5月26日に世寿七十三歳で遷化された第二世 原顕彰上人に代わり当山正干与人の函館常住寺住職 鈴木曦寛僧正より継承されました。先代上人は布教研修所主任、信行道場主任、常任布教師、現代宗教研究所嘱託等。また宗外では、函館南無の会会長、函館少年刑務所教誨師会会長、保護司を務められていて平成二十六年には瑞寶雙光章叙勲されている。また昭和五十五年、日蓮大聖人七百遠忌を期して始めた本行寺テレホン説教は、平成二十八年三月まで七七九回と続けられました。先代上人の宗門内外での活動に間近に接してこられた新住職の原一彰上人「当山では、開山上人、先代上人ともに、檀信徒教化と同様に社会教化にも力を尽くしてこられました。先師のお気持ちを引き継ぎ、法華経の広宣流布、お題目の具通のために精進を続けたいと思います。」
と決意を述べられていました。また、入寺式を無事に終えての最初の法務は先代の原顕彰上人の一周忌でした。