全国の通信記事
2024年7月19日号
栃木 教師研修会
【栃木】宗務所は7月19日、宇都宮市妙金寺(野澤智秀住職)で教師研修会を開催し、管内僧侶23人が参加した。宇都宮市妙正寺住職、齋藤順昭師、墨田区本久寺住職、持田貫信師の両宗会議員を講師に迎え、「この際宗会議員に本音をぶつけてみよう!~栃木だからできる本音懇談会~」と題して研修会を行った。両師より日蓮宗の宗会の現状報告をしていただいた後、質疑応答の時間を設けた。懇談会と銘打ち、スクール形式ではなく全ての人の顔が見えるように机が並べられ質問のしやすい雰囲気の中、修法規定について、日蓮聖人750遠忌について、教師資格制度について、教育機関のカリキュラムについて、同心会・明和会それぞれの会派について、後継者問題について等、多くの質問と忌憚なき意見が飛び交った。日蓮宗の最高議決機関である宗会においてどのような話し合いが行われているのか、どのような方針で日蓮宗は動いているのかを知り、参加者は各地域・各寺院にてどのように活動していくべきか思いを巡らせていた。
2024年7月3日号
【栃木】青年会講習会
今回の講師である西口彰子師(妙建寺 副住職)は東京藝術大学声楽科卒業の後、同大学院独唱科を経て、マネス音楽院修士課程を卒業し、オペラ歌手としてコンサートも開催している。
多くの経験の中で歌を通しての身体の動きに関心を持ち、今回のワークショップの内容である「癖から解放された、本来の自分・声を体験する」を開いた。本来の声を体験するにあたり、アレクサンダーテクニークを用いて説明し、心身の癖や必要のない緊張に気づき、それを無くし、自然な身体の使い方を理解することである。
ワークショップでは「何もしない・首は自由・背中は長く広く・頭は前へ上へ」というような、身体をリラックス状態にして、余計な力が抜けた状態にし、手を挙げる、足を開くなど自身がどのような力の入れ方をして動かしているのかを一つ一つ自身で確認し、その動きを他の人にも確認してもらい自然な動きを認識することで身体の癖やこわばりを取り除くことにより声の出し方も変わり、出した声も変わることを参加者は実感した。リラックスし、良い姿勢の状態が声にまで影響することを実感するのに大変良い機会となった。
2024年7月2日号
栃木 栃木・茨城で合同読誦会
【栃木】7月2日栃木県修法師会(大森映孝会長)は、茨城県修法師会(長谷川玄應会長)とコロナ禍で自粛していた両県合同読誦会を5年ぶりに開催した。
今年は大森映孝栃木県修法師会会長の高根沢町妙福寺を会場とし一部経読誦から始まり、その後の要品読誦には茨城県から相田要練宗務所所長、長谷川玄應修法師会長はじめ13名、両県合わせて21名ほどの僧侶が参加した。当日は気温が高く、汗がしたたる中読経の声が堂内へと響き渡った。
導師を務めた当山住職の大森映孝修法師会会長は、参加教師に感謝と労いの言葉を述べ、妙福寺が建立されるにいたった逸話である蛇熊伝説、現在の場所にお寺が移された歴史を話された。