全国の通信記事
2024年8月5日号
栃木・来て!見て!体験して!楽しんで! 寺子屋体験
【栃木】8月5日、さくら市妙福寺(野澤壯監住職)でこども寺子屋を開催し、小学生9人が参加した。
野澤壯監住職のもと開校式が行われたのち、貴家理允師による仏前作法の勉強会が始まった。正座・合掌・焼香などの所作を知り、正しいやり方を学べたと嬉しそうにしていた。その後昼食を取り、スイカ割りを行った。こどもたちはみんなで声を出し合い、割ることが出来た時は歓声が上がった。次は野澤優介師による修行でレベルアップの時間が始まり、瞑想と唱題行が行われた。唱題行では、こどもたちにとって辛い時間かと思われたが、口々にお題目を唱えている姿は真剣だった。休憩を取った後、「銀猫glass」の高野あすか先生による風鈴の絵付け体験が行われた。こどもたちは思い思いに風鈴に絵を描き、参加した思い出の品となった。最後に終了証を渡し、参加したこどもたちからは楽しかったのでまた来年も来たいと、笑顔で帰っていった。
2024年7月30日号
埼玉県日蓮宗青年主催・少年少女修養道場
埼玉県日蓮宗青年会が主催する少年少女修養道場「寺子屋」が、5年ぶりにさいたま市円蔵寺(加藤良海住職)を会場に7月30日(火)から7月31日(水)にかけて開催された。小学2年生から小学6年生までの男女19名が参加し、充実した二日間を過ごした。
初日は、参加者が自己紹介を済ませた後、班に分かれて正座体験や太鼓練習を行った。午後からはこま、めんこ、射的、羽子板といった昔遊びを通じて、参加者同士が交流を深めた。夕方からは全員で協力し、カレー作りを行い、動物や野菜の命をいただいていることに感謝し、料理を通して命の大切さと尊さを学んだ。夜には本堂で唱題行が行われ、子供達は慣れないながらも大きな声でお題目を唱え、家族の幸せや健康を祈った。
2日目は、朝のお勤めの後、雑巾の絞り方や箒の持ち方を学び、境内の清掃活動に精一杯、取り組んだ。最後の仏道修行では、両親への手紙を書き、日々の感謝や普段伝えられない気持ちを綴った。
閉校式では、一人一人が修了証を受け取り、寺子屋校長を務めた加藤良海会長から「今回の寺子屋で辛かったこと、楽しかったことをこれからの生活に活かして成長してほしい」との言葉が贈られた。本年度の寺子屋全日程を終え、参加者からは「来年も参加したい」との声が上がった。会員一同、子供たちの成長を喜び、来年の開催に向けて意欲を新たにした。
2024年7月19日号
栃木 教師研修会
【栃木】宗務所は7月19日、宇都宮市妙金寺(野澤智秀住職)で教師研修会を開催し、管内僧侶23人が参加した。宇都宮市妙正寺住職、齋藤順昭師、墨田区本久寺住職、持田貫信師の両宗会議員を講師に迎え、「この際宗会議員に本音をぶつけてみよう!~栃木だからできる本音懇談会~」と題して研修会を行った。両師より日蓮宗の宗会の現状報告をしていただいた後、質疑応答の時間を設けた。懇談会と銘打ち、スクール形式ではなく全ての人の顔が見えるように机が並べられ質問のしやすい雰囲気の中、修法規定について、日蓮聖人750遠忌について、教師資格制度について、教育機関のカリキュラムについて、同心会・明和会それぞれの会派について、後継者問題について等、多くの質問と忌憚なき意見が飛び交った。日蓮宗の最高議決機関である宗会においてどのような話し合いが行われているのか、どのような方針で日蓮宗は動いているのかを知り、参加者は各地域・各寺院にてどのように活動していくべきか思いを巡らせていた。