全国の通信記事
2024年7月2日号
栃木 栃木・茨城で合同読誦会
【栃木】7月2日栃木県修法師会(大森映孝会長)は、茨城県修法師会(長谷川玄應会長)とコロナ禍で自粛していた両県合同読誦会を5年ぶりに開催した。
今年は大森映孝栃木県修法師会会長の高根沢町妙福寺を会場とし一部経読誦から始まり、その後の要品読誦には茨城県から相田要練宗務所所長、長谷川玄應修法師会長はじめ13名、両県合わせて21名ほどの僧侶が参加した。当日は気温が高く、汗がしたたる中読経の声が堂内へと響き渡った。
導師を務めた当山住職の大森映孝修法師会会長は、参加教師に感謝と労いの言葉を述べ、妙福寺が建立されるにいたった逸話である蛇熊伝説、現在の場所にお寺が移された歴史を話された。
2024年6月26日号
埼玉 寺檀協議会
【埼玉】久喜市妙福寺(穐山経生住職)で6月26日、令和6年度寺檀協議会が開催され僧侶、檀信徒合わせて122名が出席した。午前10時より石黒淳明宗務所長を導師に宗務所職員出仕のもと法味言上が行われた。法要の中で本年元日に発生した能登半島地震の犠牲者をはじめ今年で80回忌を迎える戦争犠牲者にもご回向をした。法要終了後、石黒所長が参加者へ感謝を述べ、「いのちに合掌」と身延山の「共栄運動」について話をした。引き続き平柳清埼玉県檀信徒協議会会長(川口市感應寺檀徒)の挨拶があり、全国檀信徒協議会発行の『お寺は誰のためにあるの-菩提寺読本-』を参照し、「昔、菩提寺は生活の一部であったが核家族化が進み、若い世代での信仰の継承が難しくなっている、その中で私たち世代の檀信徒が一人一人どうしたらいいかを考えてほしい」と述べた。総会では議長に平柳会長が選出され、令和5年度檀信徒協議会活動報告、決算報告及び監査報告が行われ、引き続き令和6年度檀信徒協議会活動方針(案)及び予算(案)がそれぞれ承認された。
昼食後は、総本山身延山久遠寺総務浜島典彦師(西日暮里修性院住職)を講師に迎え「私は身延山で考えた」を演題に講演いただいた。時折ユーモアを交え、自身の経験や宮沢賢治の法華経信仰からお題目の大切さを説かれ魂のこもった講演に聴衆は聞き入った。その後、休憩を挟みフルート奏者の丸山かな子さん、ピアニストの益川尚さんの演奏を鑑賞した。全6曲披露し終演の予定だったが、会場からアンコールの拍手が起こり7曲目に中島みゆきの「糸」が披露され、フルートとピアノが奏でる美しい音色に会場は包み込まれた。演奏終了後、石黒所長導師のもと、唱題行が行われ参加者全員が一心にお題目をお唱えした。
閉会式で会場を提供してくださった穐山経生住職から「我々の使命は僧侶、檀信徒が協力し日蓮宗をお護りしていくことである。その第一歩として埼玉県の代表である、石黒宗務所長、平柳会長のもと埼玉県宗務所、檀信徒協議会を応援してほしい」と述べ寺檀協議会全日程を終えた。
2024年6月8日号
栃木 檀信徒協議会総会
宇都宮市ホテルニューイタヤで開催され、管内寺院の総代12人が参加した。
齋藤高蔵栃木県檀信徒協議会会長、野澤壯監栃木県宗務所所長、荒居養雄栃木県協議会議長の挨拶で始まり、役員選出や令和5年度事業報告後、令和6年度事業計画、檀信徒統一信行会などが議題となった。
閉会後、栃木県布教師会会長妙金寺住職野澤智秀師が、法話を行った。
法話では、人はそれぞれ自分の役割を持って生きている。その生活の中で、出会った人や
お世話になっている方々に「感謝」の気持ちを忘れず、また、我々と檀信徒の皆様との仏縁を下さったお釈迦様、日蓮聖人に「報恩感謝」の念を持って檀信徒と日々精進していきたいと語った。