全国の通信記事
2025年4月27日号
愛知名古屋 第16回 お寺deフェスタ
【愛知名古屋】名古屋市名東区本成寺(天野行淳住職)で4月27日、「第16回 お寺deフェスタ」が開催された。
この催しは近隣の方、お寺と縁がなかった方々に法華経・お題目との結縁のきっかけとなるようにと、「幸せの発信」をテーマに、日蓮宗宗務院、日蓮宗名古屋宗務所、地元名東社口商店街協同組合、北一社学区自治会らの協賛のもとに開催され、約400名もの来場者が境内地を埋め尽くした。
本堂では、「酒仙太鼓」による和太鼓、地元コーラスグループ「譜遊歌」のコーラス、「アンサンブるんるん」の金管アンサンブル、愛知学院大学「Singing All Stars」によるジャズ演奏、「ヨイドレナイト」による本成寺お寺deフェスタテーマ曲『ありがとう』の演奏が行われた。大勢の人がリズムに乗ったり、一緒に口ずさんだりして、演奏者と参加者が一体となって楽しいひと時を過ごしていた。
境内では、地元商店街や関係者によるドリンクや野菜、饅頭の販売や、射的・お菓子すくいなどのブースが出るなど、縁日さながらの賑わいで子どもたちの楽しい声が響いた。また、書院ではハート鍼灸接骨院による無料施術体験が行われ、参加者たちの憩いの場となっていた。
また、子どもたちは地元子供会制作の神輿を担いで近隣を練り歩き、その後は射的やお菓子すくいゲームに長蛇の列ができるなど、たくさんの景品を袋一杯手にして笑顔で楽しい時間を過ごしていた。
後半、本堂内では「祈りのフェスタ」が行われ、住職らによる読経と共に、参加者たちは順に焼香し、共にお題目を唱えてそれぞれの祈りを捧げた。最後に住職より、障がいをもつ子どもがいる家族についての法話がされ、誰もが周りを幸せにできる尊い存在であることを話し、参加者は頷きながら聞き入っていた。「お釈迦さまが目指されたのは、みんなが幸せになれる世界。一人ひとりが誰かを幸せにできる尊い存在であることを自覚し、自信をもって、来年もまたお会いできることを楽しみにしています」と話し、会場は大きな拍手に包まれた。
2025年2月22日号
愛知名古屋 般谷壽真師の帰山報告式
【愛知名古屋】2月22日、名古屋市中村区壽栄寺において、大荒行堂再行を成満した般谷壽真師の帰山報告式が行われ、檀信徒、僧侶、寺族ら100名が出迎えた。
同行僧5名と共に、身の引き締まる水行の後、本堂にて仏祖三宝に大荒行堂成満の報告を行い、力強い読経が堂内に響き渡った。
壽真師は謝辞で「今回の行は感謝に尽きる行でした。行は一人では出来ず、待って下さっている多くの方々のおかげで成り立っているのだと改めて実感致しました。行での苦修練行を宝に変え、益々精進して参ります」と力強く熱い感謝を述べた。
2025年2月16日号
愛知名古屋 大祈祷会
【愛知名古屋】2月16日、名古屋修法師会(亀廣慈宗会長)は、東区法華寺(石垣一鳳住職)において「日蓮宗大祈禱会」を開催し、寒い日々が続く中、当日は暖かく快晴で絶好の日和ということもあり、徒合わせて約500人もの僧侶・檀信が参加した。
9時半より水行が行われ、本年度の大荒行堂成満行僧らによる水行肝文の力強い声が響き渡ると、会場は厳かな雰囲気に包まれ、周りを取り囲んだ檀信徒らは合掌しながら熱心に見守っていた。
また、10時より本堂に於いて名古屋修法師会員出仕による「世界立正平和祈願大法要」が厳修され、世界各地の紛争・自然災害物故者の方々への供養と、被災地の早期復旧、戦争紛争が早期終結し、苦しむ人々に安穏なる日々が戻るよう祈願した。また、名古屋修法師会は毎年、様々な社会活動・地域貢献・国際協力を行う団体や活動を支援するための「あんのん基金」に寄付を行っており、今年度の寄付金が亀廣会長から宗務院へ手渡された。
その後は個別祈祷が行われ、参加者はそれぞれの想いを胸に加持祈祷を受けていた。