全国の通信記事
2025年2月22日号
和歌山 森泰貫師が帰山式
【和歌山】令和7年2月22日(土)、和歌山県岩出市誠證寺(森泰教住職)で誠證寺修徒森泰貫師の第初行成満帰山奉告式が執り行われた。式に先立ち、4名の出仕行僧と共に水行に臨み心身を清め、本堂にて帰山奉告式が厳修された。力強い読経が堂内に響き渡った後、御宝前において無事の帰山を涙ながらに奉告した。式中、蘆田恵教宗務所長、福田恵隆修法師会長から労いと今後の活躍を期待して祝辞が述べられた。
最後に泰貫師より、「大荒行入行にあたりお力添えいただいた師匠、家族、檀信徒、先輩上人の皆様有り難うございました。これよりは大願である立正安国の一助となるよう修法道に精進していきたい」と成長した姿で感謝と決意を述べた。
2024年11月21日号
和歌山 知恩報恩法要「敬禮」
【和歌山】11月21日(木)に和歌山市の和歌山城ホールで県下合同知恩報恩法要「敬禮」が営まれた。今回の法要は、災害事故物故者追悼のために企画されたもので今までにない新しい試みとなった。
「昨日まで、当たり前のように生きていた大切な人が突然いなくなった。そのことについて自分の中でしっかりとした答えが出ていない。突然いなくなった人が自分にとってどういう存在なのか。天災・交通事故・自死・犯罪被害者・・・大切な人 埋めきれない存在 そういう姿に見えた。残された人と亡くなった人とをどう考えたらいいのか。私には何が出来るのか。」という問いかけに管内僧侶と檀信徒合わせて約60人が集まった。法要に先立っては社会教化事業協会会長松森孝雄師による災害ボランティア等を経験した上での私たちに何が出来るかという話がなされ法要への導入となった。法要は蘆田恵教宗務所長導師の下、管内声明師会員が出座して執り行われた。法華懺法を取り入れ普段とは一風変わった法要に参加した人からは、新鮮で普段向き合いづらい問題に思いを向ける貴重な時間となったと感想が聞かれた。また、法要後には上田妙恵師(海南市妙覚寺住職)によるお話があり自身の生い立ちや出家の動機などを話した。聴衆に寄り添うように丁寧に語りかけ、訪れた人は時間を忘れて耳を傾けていた。
2024年10月3日号
和歌山 身延山へ団体参拝
【和歌山】和歌山県宗務所(蘆田恵教所長)は10月2日、3日に身延山へ団参を行った。毎年管内で開催されている「宗徒のつどい」を団参形式にしたもので、管内僧侶14名と檀信徒50名、合わせて64名が参加した。バス2台に分乗し早朝に和歌山を出発。初日は御廟所に参拝して祖願達成の祈りが捧げられた。宿坊に入り夕食で英気を養った後、下町の商店街で身延山ならではのお土産を買い各々の時間を過ごした。翌日には朝勤に参列した後、輪番奉仕を行った。旧書院で持田日勇法主猊下から委嘱を受け親しくお言葉を頂戴し檀信徒も緊張の中感激した様子だった。御真骨堂で行われた法要では蘆田恵教宗務所長が導師を務め日蓮大聖人の御真骨を拝し、より一層信仰を深める貴重な経験となった。最後に大本堂前で記念撮影を行い帰路についた。身延山を堪能した二日間となった。