全国の通信記事
2025年7月17日号
青森 檀信徒対象和讃講習会
【青森】青森県日蓮宗立正青年会(山田瀧仙会長)は、7月17日に弘前市 法立寺(小野泰幹住職)に於いて、檀信徒36名参加のもと、檀信徒対象和讃講習会を開催した。
初めて和讃講習を受ける檀信徒がいる中、講師である小野泰惇師(南榮院住職)は、和讃の歴史を解説しつつ、和讃奉唱にとって大切な心構え、「1に信心、2に精進、3に素直さ、4に和合心」を檀信徒に教え、実践に移った。
実践では、初めての方に焦点を当て、団扇太鼓を持たずに、日蓮聖人奉讃歌題目(新和讃)の1番を全員で奉唱。その後、和讃奉唱する際の基本姿勢や礼拝の仕方を教え、団扇太鼓とバチの持ち方、団扇太鼓の打ち方を行い、最後に団扇太鼓を打ちながら、新和讃の奉唱を行った。
講習の結びとして、小野師は「9月17日(水)、午後2時から午後4時半まで、弘前文化センターに於いて、第74回日蓮宗和讃大会が開催されます。参加は無料なので、県内、他県問わず、どなたでもいらっしゃって、和讃を知って頂きたい」と締めくくり、講習会は終了した。
2025年4月27日号
青森 教師大会・立教開宗会
【青森】日蓮宗青森県宗務所(小野泰幹所長)は、4月27日に八戸市 八戸パークホテルに於いて、教師52名参加のもと、教師大会を開催した。法味言上、小野所長の挨拶の後、昨年度の宗務報告、決算報告、本年度の宗務方針、予算報告がされた。
引き続き行われた研修会では、講師として、第38選挙区宗会議員 木立随仁師(板柳町 長延寺住職)による、「宗会報告」がなされた。
翌28日は、おいらせ町 唯圓寺(葛原圭静住職)に於いて、午前11時30分より、小野所長導師のもと、日蓮聖人立教開宗会法要を営み、僧侶・檀信徒130余名が参列した。
法要に先立ち、布教師会会長 工藤裕雅師(弘前市 本迹院住職)が立教開宗会について話された後、お釈迦様と日蓮聖人の生涯について法話を行った。
なお、来年度の開宗会はつがる市 要心寺(加藤知宏住職)で営まれる。
2025年2月16日号
青森 木立智大師の帰山奉告式
【青森】第参行大黒相承を成満した木立智大師の帰山報告式が、穏やかな天候に恵まれた2月16日、黒石市法峠寺別院(木立知孝住職)で行われ、教師檀信徒合わせて約170名が参列した。
令和6年度日蓮宗大荒行堂の青森県内入行僧は智大師1人だけあった。例年であれば、帰山式は複数の行僧で行われるが、今回は智大師1人での帰山式を行うことになった。
法要に先立ち、智大師は加行中の姿そのままに水行で身を清めた後、本堂で帰山奉告式が行われた。
読経後、工藤堯幸日蓮宗大荒行堂元正伝師(外ヶ浜町聞法寺院首)より許證が授与され、その後の謝辞で智大師は「県内有縁の教師の方々、忙しい中お出迎えをして頂いた檀信徒の皆様に感謝申し上げます。今回の修行で悔いも迷いなく100日間の水行と読経を欠かさず勤めることができました。また修行中に先輩行僧が、荒行に修行する行僧だけではなく、帰りを待つ方々も修行して待っているのを忘れてはならない教えを知った。待っている方々がいるからこそ、100日間修行に専念できることに気付かされた修行でもあった。
皆様に於かれましては、大黒様、御神仏に手を合わせて祈る功徳によって、自分自身を取り巻くすべての環境に福徳という波紋を広げていくこと。沢山の福徳を周りに施しあって、益々精進なることを強くお勧め申し上げ、共にお題目を唱え、乗り越えてまいりましょう」と述べた。
引き続き特別祈祷が行われ、智大師と住職が共に木剣を振る姿に檀信徒は一心に手を合わせていた。



















