全国の通信記事
2025年3月10日号
岩手 東日本大震災慰霊法要
【岩手】令和7年3月10日及び11日の2日間に於いて、主催:東日本大震災慰霊法要実行委員会、日澤山仙寿院 共催:岩手県日蓮宗青年会(実行委員長・青年会長 三浦惠導)が呼びかけ、岩手県釜石市仙寿院(芝崎惠應住職)に於いて、14年目となる第10回東日本大震災慰霊法要が執り行なわれた。10日午後5時より、同寺本堂にて御逮夜法要が執り行われ、全国から参加した青年僧、仙寿院檀信徒と共に鎮魂の祈りを捧げた。翌11日祥月命日には、午前11時より同寺本堂にて日蓮宗岩手県宗務所所長 西山是文導師のもと慰霊法要が執り行われ、参列者が涙を流し合掌する様子もあった。午後1時半より仙寿院を出発し釜石市内慰霊復興行脚を実施し、午後2時46分、同寺境内地にて、市内防災サイレンと共に黙祷の時を迎え、早期復興と仏果菩提を祈念した。午後5時より市の中心部において1000を越える竹燈籠の灯火 (忘れない3.11)に慰霊復興の祈りとともに犠牲者への追悼の意を表した。この竹燈籠一つ一つが犠牲になられた方々の命の明かりとなり、14年経った今だからこそ風化させないという思いが込められていた。御逮夜法要と慰霊法要は青年会及び各寺院インスタグラムアカウントによるライブ配信を実施、現地参列者だけではなく、オンライン参列者も一緒に、震災犠牲者諸霊位の安祥と被災地早期復興の祈りを捧げ、第10回慰霊法要を結びとした。
2025年3月6日号
宮城 東日本大震災慰霊法要
【宮城】令和7年3月6日、石巻市久円寺に於いて宮城県宗務所・谷川海正所長導師のもと宗務所職員4名が出座し東日本大震災慰霊法要が営まれ、震災から14年目をむかえる殉難諸霊位へ追善供養の祈りが捧げられた。
2025年2月22日号
福島 小林智厚師帰山式
【福島】令和7年2月22日(土)福島県いわき市、妙了山大寳寺に於いて小林智厚上人(大寳寺寄住)の第再々行水神相承帰山奉告式が営まれた。
山道から御題目を唱えながら行列し本堂にて一読。写真撮影後、管内有縁の僧侶と多くの檀信徒が見守るなか、6名の行僧と共に本堂前にて水行が行われた。その後、本堂にて帰山奉告式と法楽加持が厳かに執り行われた。
智厚上人は若いながらも、前回の第参行に続き今回の第再々行に於いても代表に任命され、その責任と重責を全うした感激と行僧、寺族、檀信徒に対する感謝から、一時涙に詰まることもあったが、堂々と帰山報告文を読み上げた。上人は謝辞にて、「今までで一番大変な百日でしたが、今回の修行で本当に良かった。修行の一つ一つに法悦を感じながら悔いもなく、自分の全てを出し切ることが出来て満足している。そして無事成満出来て今日を迎えることが出来たのは、たくさんの方々に助けてられ、支えて頂いたからです。まだまだ未熟な私ですが、支えてくれた檀信徒の皆様に微力ながらその恩を返して行けます様、より一層精進を重ねて参ります。」と感謝の言葉を述べられた。