全国の通信記事
2024年7月9日号
宮城 青年会が立正平和祈願法要
【宮城】令和6年7月9日仙台市本山孝勝寺(谷川日清貫首)に於いて宮城県日蓮宗青年会(草野有史会長)が主催し、仙台空襲と東日本大震災の犠牲者を追悼する立正平和祈願法要が営まれた。宮城県日蓮宗青年会は今年で創立60周年を迎え、前日の7月8日には新寺清月記で創立60周年記念祝賀会を開催した。
大平戦争末期の7月10日、仙台の地は空襲よって多くの犠牲者が出る惨事に見舞われた。その仙台空襲犠牲者の追福と世界平和を祈念し、毎年7月9日に本山孝勝寺に於いて、「立正平和祈願大法要」が行われている。昨年から檀信徒も参加して開催していたが、今年は予定をコロナ禍前に戻して本山孝勝寺を会場に開催された。大法要は谷川日清貫首御導師のもと厳修され、午後からの法話では、現代宗教研究所所長の赤堀正明上人に講師を務めていただき、演題「祈願と供養は素晴らしい」法華経によってあなたの祈願は叶い、日蓮聖人とその弟子にする供養が先祖にとどくのです、とういう副題での法話があり、その後、世界平和と震災被災地の早期復興を祈念する「立正平和祈願会」が営まれた。
2024年7月4日号
秋田・伝道会で盲導犬募金活動
【秋田】日蓮宗秋田県伝道会(藤倉信行会長)主催の盲導犬募金が7月4日、秋田ぽぽろーどで行われた。当日は管内僧侶7名、県内盲導犬使用者2名の9名が参加し、盲導犬の育成や盲導犬使用者への支援のため呼びかけを行った。
当日は平日の昼間ということで学校帰りの学生や家族連れなどが多く足を止め、募金に協力し、中には「盲導犬募金には毎回来て募金しにきている」と語る人や、盲導犬に近づき募金をする家族の姿が見られた。
藤倉会長は「盲導犬を貸与することも、もちろんですが盲導犬の医療費やエサ代などに悩む使用者もいると聞いています。そういった方々への支援の為にも募金活動を続けていく」と述べた。
秋田県伝道会では昨年県内の視聴障害者へ盲導犬を貸与しているが、盲導犬の育成や貸与された盲導犬の医療費等多くの費用がかかる為7月と9月の年2回盲導犬募金を行っている。又秋田県内の日蓮宗寺院と、その檀信徒の協力による「1日10円運動」の募金活動、バザー活動などを行っている。
2024年6月27日号
福島 檀信徒協議会総会
【福島】6月27日、白河市の妙関寺(巻延彦住職)で福島県檀信徒協議会(法現寺 佐藤雄三会長)の定期総会が開催され、役員と僧侶合わせて約30人が参加した。 午前中、役員たちによる会合が開かれた。昨年度の事業・決算報告や今年度の事業計画・予算案などの審議をし、滞りなく議事を終えた。その後、福島市東光寺住職の齋藤幸弥師による講演が行われた。演題は「これからのお寺を考える」とし、檀信徒側とお寺側の両方の視点で話が展開された。死を意識した行動の必要性や、人口と高齢化率の推移を示したグラフを使い、寺院も次第に衰退していくことをわかりやすく説明された。齋藤師は結びに「お寺の存続の為には、僧侶と檀信徒の信頼関係と寺院経営を学び実践していくことが必要不可欠だ」と話し、同席した 檀信徒と僧侶たちに訴えかけた。午後は「白河の関」を巡った。白河の関とは「みちのくの玄関口」と呼ばれ、東北地方の関所として歴史が深い場所で、関跡には樹齢800年に及ぶ巨木があり、一同は荘厳な雰囲気漂う森林を歩きながら、ガイドの案内に真剣に耳を傾けた。最後に伊達政宗が寄進したことでも有名な白河神社の前で一読し、その土地に眠る諸精霊たちへ祈りを捧げた。