全国の通信記事
2025年10月24日号
山形・故玉木龍晃師 一周忌・納骨法要厳修 雅楽の調べに包まれ
【山形】令和6年11月24日に逝去された、日朝寺31世 小国妙法寺24世玉木龍晃日堅上人の一周忌法要および納骨法要が、去る10月24日、米沢市日朝寺にて厳かに営まれた。
導師を務めたのは、東京都・妙像寺住職の堀龍壱僧正。
玉木龍晃師が社会福祉法人米沢仏教興道会理事長を務めていたことから、法要には日朝寺・妙法寺の総代・世話人をはじめ、地元の名士や関係者など約100名が参列し遺徳を偲んだ。
当日は、伶楽舎所属の笹本武志氏・三浦礼美氏・國本敏江氏の三氏が招かれ、雅楽の生演奏が法要を彩り、本宗の声明と御題目で法要は盛り上がった。
雅楽の演奏者はいずれも一流の奏者であり、東儀秀樹氏のコンサートや長野冬季五輪開会式、NHK大河ドラマ「篤姫」、映画「陰陽師」などの音楽にも関わった実績を持つ。
納骨の際には、古来より皇族や高僧の納骨法要で奏でられてきたという盤渉調竹林楽(ばんしきちょう・ちくりんがく)が演奏された。
現住職であり喪主の玉木晃仁師も、雅楽による供養に深い理解を示し、今回の法要に協力。伝統と格式を重んじながらも、温かみのある追悼の場となった。
参列者からは「音楽と声明が一体となり、心に沁みる法要だった」「玉木上人の慈悲深いお人柄を思い出した」といった声が聞かれた。
2025年10月21日号
青森・弘前市で寺庭婦人会
【青森】日蓮宗青森県宗務所(小野泰幹所長)は、10月21日 弘前市 日本料理 藤陣に於いて、県内寺庭婦人7名参加のもと、寺庭婦人研修会を開催した。
研修会は「ひろの社労士 行政書士事務所」社会労務士・行政書士の工藤仁世さんを講師に、『宗教法人に於ける社会保険制度の現状』をテーマに講義を行った。工藤さんは宗教法人の社会保険加入がなぜ問題になるのか、社会保険に加入すると何が発生するのか、負担面での国民年金と厚生年金の違い、給付面での国保・国民年金と社会保険の違いを説明した。
最後に天間泰誠伝道担当事務長が、「社会保険制度は、私達の日々の生活にとって身近でありながら、難解な制度である。しかし工藤さんの説明によって、大変わかりやすい講義となった。私達1人1人が生活を支える知恵を学ぶことは、大切な修行の1つではないだろうか。」と締めの挨拶を述べ、寺庭婦人研修会は終了した。
2025年10月14日号
青森 修法歴50年祝賀会・入行僧歓送会
【青森】日蓮宗青森県修法師会(工藤堯慎会長)は、10月14日 青森市 ホテル青森に於いて、教師28名参加のもと、修法歴50年祝賀会、日蓮宗大荒行堂入行僧歓送会を併せて開催した。
修法歴50年を迎えた、元大荒行堂副伝師、八戸市妙現寺住職 秋田堯瑛師にお祝いの花束が贈呈された。
秋田師は、「全国修法師連合会の局員として勤めていた頃、修法歴50年の感謝状に名前を書く仕事をしていた。名前を書き続けている時、自分は50年も生き続けられるかと思っていたが、多くの先輩、同輩、後輩に助けられ、無事に50年迎えられたことに心より嬉しく、感謝を申し上げる次第でございます。」と挨拶を述べた。
また、本年大荒行堂に初行で入行する、山崎随立師(青森市浪岡結社修徒)、石岡学昭師(青森市明照結社修徒)の歓送会が併せて行われた。



















