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2025年6月23日号

福島 檀信徒協議会定期総会

福島250701①【福島】6月23日、白河市の妙関寺にて福島県檀信徒協議会定期総会が行われ、檀信徒と僧侶合わせ約30人が出席した。午前中の協議員たちによる会議では、昨年度の事業・決算報告や今年度の事業計策・予算案などについて話し合われた。

 その後の研修は「一から始める唱題行」と題し、檀信徒と管内教師たち皆で唱題行に励んだ。導師は会津坂下町妙運寺の奥野煌永師。始める前に「お題目の意味」や「唱題行の大切さ」のお話があった。数珠の持ち方や姿勢などの基本的な作法が伝えられると、さっそく実践。浄心行・深信行(唱題前の準備の行)を含め約30分間にわたった。今回は慣れていない檀信徒も取り組みやすいよう椅子席で行われたが、参加者からは「とても長く感じた」と、はじめての行に苦労する声が聞こえた。一方で「もっと長くやってみたい」「次は正座で挑戦したい」など、意欲的な声も挙がった。

 午後は「南湖公園」を巡り、その白河の歴史に対する理解を深めた。市民の憩いの場であるこの公園は、大河ドラマ「べらぼう」にも登場し、寛政の改革で知られる白河藩主・松平定信が築造した庭園である。当時の庭園に庶民が入ることは許されていなかったが、身分に関係なく共に楽しもうという「士民共楽」という理念の元、この南湖には誰もが出入りすることができたという。園内には南湖神社、茶室、カフェなどが立ち並んでおり、その季節の景色を眺めながら楽しめるそうだ。檀信徒と僧侶の垣根を越え、共に唱題行に励み、共に学ぶ。まさに「共楽」な1日となった。

2025年6月11日号

福島 先師法要と大震災復興慰霊法要

福島250617①【福島】令和7年6月11日、福島県双葉町、妙勝寺で福島県管内先師法要並びに大震災復興慰霊法要が行われ、教師29名が参加。2011年3月11日、東日本大震災、大津波による原発事故により、双葉町の人々は地域住民のつながり、思い出の詰まった我が家、先人たちが築いてきた町の歴史、大切なものを失うとは想像にもなく、誰もがすぐに帰れると信じ県内外へ避難するも帰宅困難地域指定により、地域や檀信徒に寄り添われてきた妙勝寺住職、瀬戸隆寿師も避難を余儀なくされた。瀬戸師は避難先で帰還を待つ苦難と困難の日々にありながらも布教活動を続け、2022年8月に一部解除となり、寺の再建、復興、地域のため避難先と寺を現在も往き来しながら、双葉町での活動を再開。長く閉ざされた時を経て、管内教師が妙勝寺へ集い、瀬戸師を導師に、布教に尽力されてきた管内先師、大震災犠牲者への復興慰霊法要が行われる運びとなった。いつの日か妙勝寺へ檀信徒が集い、お題目が響き渡る日が訪れることを願いながら、参加教師、心一つにして復興慰霊法要を行った。

2025年5月25日号

山形 訃報・矢吹海慶上人

矢吹僧正本葬【山形】令和7年5月25日、山形県天童市 観月山妙法寺において第18世矢吹海慶上人(尊牙院日貞上人)の本葬儀が執り行われた。令和7年5月16日ご遷化、法壽94歳であった。大導師を当山正干与 山形市浄光寺住職の畑 栄明上人がつとめ、有縁の各聖が出仕してしめやかに本葬儀が厳修された。

弔辞では宗務所長であり鶴岡市蓮乘寺住職池田義潤上人はじめ、2020東京オリンピック・パラリンピック大臣 衆議院議員 遠藤利明氏、前天童市長 山本信治氏、妙法寺総代 黒澤友晴氏が亡き上人の人柄やそれぞれの思い出を語った。

矢吹海慶上人は、昭和29年に23歳の若さで住職に就任。当時、戦後の混乱の中で荒廃していた寺の再建に尽力された。境内の整備や堂宇の修繕に取り組むとともに、地域住民や檀家の協力を得て法要や年中行事を復活させ、70年の長きにわたり寺の再興と地域の精神的支柱として尽力された。

また日蓮宗大荒行堂五行成満、協議員議長をはじめとして様々な役職を務め日蓮宗より一級法功賞を授与。宗門で45名のみの権大僧正という僧階であった。その他にも政治行政・社会福祉・文化芸術関連など多岐にわたり地域社会に貢献。バイタリティ溢れる生涯で教師・檀信徒だけでなく、多くの住民から親しまれていた。

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