全国の通信記事
2024年10月30日号
千葉東・管内寺院顕彰参拝
【千葉東】檀信徒協議会主催・宗務所共催の管内寺院顕彰参拝が香取市真浄寺で行われ、参加した檀信徒約60人が、牧野内正美住職とともに本堂で仏祖三宝へ読経とお題目を捧げた。同寺本堂屋根は宝形造で銅板葺。正面側が「三宝吹放ち」の特徴的な構造をしている。また枝垂れ桜の名所として、「房総名勝五百選」に選ばれている。
2024年10月7日号
千葉東 1日荒行平和祈願祭
【千葉東】修法師会主催の1日荒行平和祈願祭が10月7、8日に東金市妙宣寺で開催された。15人の会員による特別祈祷と回向に続き、動植物など万物の生命を尊び、いのちに感謝する放生会を営んだ。
2024年10月4日号
千葉東 千葉教区布教師会講習会
【千葉東】日蓮宗千葉教区(山本隆真教区長)主催、千葉県東部布教師会(張田富田会長)当番、の講習会が多古町本山日本寺において午後14時から開催された。僧侶60人程の参加があり、熱心な聴講と質疑応答があった。長谷川雄一日蓮宗伝道部長が講師を勤め、「いのちに合掌」の布教方針についていろいろな観点から説明があった。
布教方針が毎年変わると、檀信徒に浸透する前に次の布教方針になり、実質的な活動ができず、形式的に活動したということが続いてきたとの反省があった。そこで、立教開宗と御降誕と御遠忌ごとの布教方針にしようとなった。それでもまだ浸透・活動の実施に難があると、恒常的活動を行う方が良いということで、「いのちに合掌」を日蓮宗の商標登録とした。「いのちに合掌」を書道家のお上人が揮毫してくれたので、額でも看板でも利用しても良いと許可されている。
いただく「いのち」に感謝人間は生きていく上で止む無く、他の生物の「いのち」をいただいている。
尊い「いのち」が奪われているし、軽んじられている。戦争や殺人事件。いじめや虐待・誹謗中傷。
「いのちに合掌」「いのち」の尊さを示す。葬儀を簡略化し過ぎず、「いのち」の重みを実感してもらう。出産祝い・七五三祝い・入学祝い・成人式祝い・結婚式祝い・還暦祝いなどの儀礼を通して、「いのち」の有難さを実感してもらう。そして、「いのち」を大切にする社会になり、社会が健全になり、個人が幸福になるよう布教活動する。
人間は生かされている存在太陽エネルギー・自然界のあらゆる物質・食物連鎖などによって人間も生活を続けられている。現代社会は利益至上主義に走って、大自然を破壊し続けている。人間は大自然の恵みがあってこそ生きられる存在と自覚する事が大事。
個々の「いのち」が輝くために自然がもつ多様性を守り、環境破壊に歯止めをかける。すべての「いのち」に仏性があり、仏様はすべての物事が仏になると説いている。自分の「いのち」を全うする生き方を示している。
個々の幸せから世界中の幸せ世界の平和のためにも「いのちに合掌」、日蓮大聖人の信仰心・自分を顧みず他者を救う。