全国の通信記事
2025年5月17日号
栃木 堂会館落慶1周年記念コンサート
【栃木】小山市妙建寺(西口玄修住職)は、5月17日に本堂会館の落慶1周年を記念したレクチャー&コンサートが開催し約120人が参加した。約300年間布教の拠点を担ってきた旧本堂は2023年に建て替えが完了し、昨年5月に落慶式を行った。レクチャーでは西口住職が「本堂格天井画修復復元の歩み」をテーマに講演を行った。本堂の格天井には同市の「おやま百景」に指定され、約300年前に旧本堂に取り付けられた百人一首の彩色画が施されている。そして百人一首の天井画がある寺院は全国に5ヵ寺しかないと説明した。コンサートは栃木県にゆかりのある演奏家を集めて開かれた。市在住のバイオリニスト上保朋子さん、足利市出身のハープ演奏者邊見美帆子さん、同寺副住職でソプラノ歌手の西口彰音師の3人がカミーユ・サンサーンス作曲の「序奏とロンド・カプリチオーソ」や「You raise me up」など13曲を披露。美しい音色が堂内に響き渡った。
栃木 檀信徒協議会総会
【栃木】5月17日令和7年度日蓮宗栃木県檀信徒協議会総会が宇都宮市妙金寺(野澤智秀住職)で開催され、管内寺院の総代10人が参加した。
齋藤高蔵栃木県檀信徒協議会会長、野澤壯監栃木県宗務所所長、荒居養雄栃木県協議会議長の挨拶で始まり、令和6年度事業報告、令和7年度事業計画や会則改正、檀信徒統一信行会などが議題となった。
閉会後、栃木県協議会議長妙音寺住職荒居養雄師が法話を行った。
話の中で、葬式離れ、寺離れ、墓離れが多くなってきている時代の中で、お寺がいかにして周りと関係を繋いでいくかが課題であると話した。自身は幼稚園運営を行い、その中で仏教行事を取り入れ、お寺との関係をつなげている。お寺は誰のためにあるのか、お寺は何が出来るのか、今の時代に何が必要とされているのか、不幸があった時以外でも必要とされる寺院運営をしていかなければならないと語った。
2025年2月27日号
栃木 声明師会が先師報恩法要
【栃木】2月27日(木)、那須塩原市の等覚院(藤﨑善隆住職)で栃木県聲明師会主催による聲明業勲功の先師と北関東教区管内寺院教会結社歴代先師に対する報恩法要、並びに令和6年元日に起きた能登半島地震で自身も被災され、現地でご活躍ご尽力されている、全国声明師会連合会副会長、本延寺・妙相寺住職 河﨑俊宏師による椅子席での法要についての講義が行われた。当日は県内をはじめ東京都と茨城から僧侶檀信徒20名が参加。午後1時より河﨑師による椅子席での所作の講習と実習の後、午後4時から法要を営み、先師に法味を言上した。河﨑師は、「時代の変化とともに増えてきている椅子席での法要を今回の講義をもとに繰り返し研鑽し、先師が紡いできた法式・声明を繋いでいって欲しい」と述べた。