全国の通信記事
2025年2月27日号
栃木 声明師会が先師報恩法要
【栃木】2月27日(木)、那須塩原市の等覚院(藤﨑善隆住職)で栃木県聲明師会主催による聲明業勲功の先師と北関東教区管内寺院教会結社歴代先師に対する報恩法要、並びに令和6年元日に起きた能登半島地震で自身も被災され、現地でご活躍ご尽力されている、全国声明師会連合会副会長、本延寺・妙相寺住職 河﨑俊宏師による椅子席での法要についての講義が行われた。当日は県内をはじめ東京都と茨城から僧侶檀信徒20名が参加。午後1時より河﨑師による椅子席での所作の講習と実習の後、午後4時から法要を営み、先師に法味を言上した。河﨑師は、「時代の変化とともに増えてきている椅子席での法要を今回の講義をもとに繰り返し研鑽し、先師が紡いできた法式・声明を繋いでいって欲しい」と述べた。
2025年2月18日号
栃木 芝沼顕成師帰山奉告式
【栃木】2月18日塩谷郡高根沢町妙顕寺(芝沼顕修住職)で、芝沼顕成師の日蓮宗大荒行堂第初行成満の帰山奉告式が営まれ僧侶檀信徒約50人が参列した。当日の天候は寒波の影響もあり時折小雪が舞い水盤の表面が凍る寒さの中での水行であったが、壱百日の苦修練行で鍛えぬかれた精神力で寒さを感じさせない堂々とした姿を見せた。その後の奉告式では令和6年度大荒行堂筆頭副傳師仁部前崇師より許証が授与され、続いて加行僧の力強い読経と法楽加持の声が堂内に響き渡った。最後に謝辞に立った芝沼師は、自分は自坊以外での僧道経験がない中での大荒行堂はとても辛く過酷な修行であったが、自身の成満を祈ってくれた檀信徒、寺族の思いを胸に無事に壱百日を成満出来た事に感謝の言葉を述べると共に、今後益々の寺門興隆、そして檀信徒の為に精進して行きたいと固い決意を誓った。
2025年2月17日号
栃木 野澤優介師帰山奉告式
【栃木】2月17日さくら市妙福寺(野澤壯監住職)で、同寺副住職の野澤優介師の日蓮宗大荒行堂第初行成満の帰山奉告式が営まれ僧侶檀信徒約70人が参列した。当日は天候に恵まれた中での水行であったが、加行僧が下帯一枚で寒水を被り始めると自ずと合掌をする檀信徒の姿が見られた。奉告式では令和6年度大荒行堂筆頭副傳師仁部前崇師より許証が授与され、続いて加行僧の迫力のある読経と法楽加持の声が堂内に響き渡った。最後に謝辞に立った優介師は、行中の過酷さ辛さを涙ながらに語り、逃げ出してしまいたいと何度も思ったが、自身の成満を祈ってくれている檀信徒、寺族のことを思い出し自分を奮い立たせ壱百日を無事成満出来た事を心より感謝申し上げると共に、今後益々、寺門興隆、そして檀信徒の幸せの為に一層精進・尽力していくことを誓った。