全国の通信記事
2024年9月15日号
栃木 訃報・関谷隆宣師
【栃木】令和6年9月15日、栃木県真岡市 セレモニー真岡市民ホールにおいて大法山興隆寺第6世関谷隆宣上人(本隆院日修上人)の本葬儀が執り行われた。令和6年7月16日ご遷化、法壽93歳であった。同寺代務住職篠原正文師が導師を勤め、管内僧侶が出仕、栃木県宗務所野澤壯監所長、塚本光俊総代が弔辞を述べた。関谷上人は市内の工業団地で働く身寄りのない外国人の供養を進んで引き受け、真岡市唯一の日蓮宗寺院である興隆寺でお題目の布教に生涯を捧げた。その朗々とした読経の声は檀信徒の心に深く残っている。
2024年8月5日号
栃木・来て!見て!体験して!楽しんで! 寺子屋体験
【栃木】8月5日、さくら市妙福寺(野澤壯監住職)でこども寺子屋を開催し、小学生9人が参加した。
野澤壯監住職のもと開校式が行われたのち、貴家理允師による仏前作法の勉強会が始まった。正座・合掌・焼香などの所作を知り、正しいやり方を学べたと嬉しそうにしていた。その後昼食を取り、スイカ割りを行った。こどもたちはみんなで声を出し合い、割ることが出来た時は歓声が上がった。次は野澤優介師による修行でレベルアップの時間が始まり、瞑想と唱題行が行われた。唱題行では、こどもたちにとって辛い時間かと思われたが、口々にお題目を唱えている姿は真剣だった。休憩を取った後、「銀猫glass」の高野あすか先生による風鈴の絵付け体験が行われた。こどもたちは思い思いに風鈴に絵を描き、参加した思い出の品となった。最後に終了証を渡し、参加したこどもたちからは楽しかったのでまた来年も来たいと、笑顔で帰っていった。
2024年7月19日号
栃木 教師研修会
【栃木】宗務所は7月19日、宇都宮市妙金寺(野澤智秀住職)で教師研修会を開催し、管内僧侶23人が参加した。宇都宮市妙正寺住職、齋藤順昭師、墨田区本久寺住職、持田貫信師の両宗会議員を講師に迎え、「この際宗会議員に本音をぶつけてみよう!~栃木だからできる本音懇談会~」と題して研修会を行った。両師より日蓮宗の宗会の現状報告をしていただいた後、質疑応答の時間を設けた。懇談会と銘打ち、スクール形式ではなく全ての人の顔が見えるように机が並べられ質問のしやすい雰囲気の中、修法規定について、日蓮聖人750遠忌について、教師資格制度について、教育機関のカリキュラムについて、同心会・明和会それぞれの会派について、後継者問題について等、多くの質問と忌憚なき意見が飛び交った。日蓮宗の最高議決機関である宗会においてどのような話し合いが行われているのか、どのような方針で日蓮宗は動いているのかを知り、参加者は各地域・各寺院にてどのように活動していくべきか思いを巡らせていた。