全国の通信記事
2024年3月3日号
愛知名古屋 名古屋市壽元寺で入寺式
【愛知県名古屋市】春の足音を感じられる3月3日、名古屋市東区にある壽元寺では、教師・檀信徒約200人が見守る厳粛な雰囲気の中、第29世石垣一鳳上人より、第30世石垣鳳徳上人へと法燈が継承された。
一鳳上人は、平成19年より壽元寺の住職を務められ、現在は隣接する法華寺の住職を務める。また平成24年より名古屋市宗務所協議員議長、平成28年より名古屋市宗務所長を務められ、宗門の発展に尽力された。謝辞では「長い歴史のある壽元寺の法燈を弟子に継承できて嬉しく思う。今後も変わらぬ御指導、御鞭撻を宜しくお願いします」と述べた。
新住職の鳳徳上人は仏祖三宝への奉告と共に、佛祖への給仕、寺門興隆の誓いを述べ、「壽元寺の『壽』は『寿』の意味で、めでたいことや幸せな気持ちのこと。『元』は『始まり』のことで、名前の通り来た人が仏様の教えにふれ、幸せな気持ちになって帰れるようなお寺を目指したい」と決意を述べ、檀信徒らは温かい目で見守っていた。
2024年2月28日号
愛知名古屋 寺庭婦人研修会
【愛知名古屋】名古屋寺庭婦人会(勅使河原尚代会長)は、2月28日に千種区の松延寺(勅使河原寛祥住職)を会場に「寺庭婦人研修会」を開催し、管内の寺庭婦人約20人が参加した。講師には、名古屋市中村区久遠寺住職の伊藤悠温師を招き、茶道研修(盆点)を行った。
研修ではまず、茶道の基本的なことからお茶の点て方、茶席での流れについて説明があった。その後グループに分かれ、亭主役(お茶を点てる人)と客役(お茶をいただく人)を交代しながら実践講習を行った。また、最後には伊藤師がお薦めのお茶を参加者一人一人に出し、参加者たちは美味しそうにお茶をいただくなど、終始楽しくリラックスした様子であった。
参加者は「美味しいお茶とお菓子を頂きながら、楽しく研修できた。自坊でも来客があればお茶をお出ししてみたい」と話していた。
2024年2月23日号
愛知名古屋 心の教育講座
【愛知県名古屋市】名古屋社会教化事業協会(藤原円浄会長)は、2月23日に熱田区の本遠寺(伊藤友範住職)を会場に「心の教育講座」を開催し、僧侶・檀信徒合わせて約100人が参加した。本年度は身延山大学名誉教授であり、身延山久遠寺副総務・共栄部長の浜島典彦師を講師に招き、「日蓮聖人を想う~日常生活と身延山~」というテーマでお話を頂いた。
浜島師の自己紹介から始まり、日蓮聖人が当時身延山でどのような生活をされていたかを、様々な角度から分かりやすくお話頂いた。また、所々でご自身の体験談や苦労話なども交えて話されて、檀信徒たちは終始リラックスした様子で聞き入っていた。
参加者からは「浜島先生のお話は分かりやすくておもしろい。また来年も楽しみにしています」との声が聞かれた。