全国の通信記事
2025年7月4日号
高知 高知大空襲追善慰霊行脚
【高知】第二次世界大戦中に400人以上が犠牲となった高知大空襲から7月4日で80年となり、宗務所(齊藤隨理所長)による追善慰霊行脚が高知市で行われた。管内教師8名が参加し、戦没者の慰霊と共に、立正安国・世界平和への誓いを新たにした。
米軍機による高知市への空襲は計7回、そのうち最も被害が大きく及んだのがこの日の「高知大空襲」である。高知市筆山町の要法寺(橋田文妙住職)の境内は、空襲犠牲者の遺体安置所となり、多くの約半数の遺体が運び込まれたと伝わる。
行脚隊は午前8時30分に要法寺を出発し、寺のすぐ近くを流れる鏡川沿いに建てられた平和祈念の碑を訪れた。市主催の慰霊祭の開催に先立ち、齊藤所長導師のもと読経唱題を捧げた。
四国地方は今年、観測史上最も早い梅雨明けが報じられ、朝から気温30度を超える真夏日となった。参加した教師は一様に汗を流しながら、団扇太鼓の打ち鳴らしながら、お題目を声高らかに唱え練り歩いた。
2024年11月5日号
静岡西 歳末たすけあい行脚
【静岡西】静岡県西部青年会(鈴木康順 会長)は令和6年11月5日、掛川市横須賀の妙徳寺(井田貞鳳住職)から妙龍寺(中村法明住職)、善立寺(長谷壽謙住職)までの往復ルートにて歳末たすけあい募金行脚を行った。
午後1時、管内より若手や青年会OBの僧侶ら約10名が参加し、お題目の旗を先頭に団扇太鼓をたたき隊列を組んで行脚が始まった。迫力あるうちわ太鼓の音が、古き良き街道沿いの景観が残る横須賀の住宅街こだました。行脚僧の姿を目にし、下校途中の児童らが道路をはさんで隊について歩くほほえましい姿も見られた。途中の妙龍寺や善立寺等では熱心な出迎えを受け、夕方4時すぎ頃妙徳寺に帰着、往復約4.2キロメートルの行程が終了した。管内各寺院から、また行脚中に寄せられた募金は、後日地元の社会福祉協議会等に寄付される予定だ。
2024年9月30日号
富山 青年会が唱題行脚
【富山】9月30日、富山県日青会(高野照啓会長)は御会式に際する唱題行脚を奉行した。青年僧8名は滑川市長福寺近の正文修住職が管理し上市町柿沢地区にある番神堂にて檀信徒と法味言上の後出発した。秋晴れの中、檀信徒の案内のもと大きな唱題の声と力強い太鼓の音を街中に響かせ、道中にあるお題目の石塔や、葬儀ホールで法味言上を行いながらその周辺を歩き唱題行脚は無事に円成した。