全国の通信記事
2025年3月5日号
京都1 法華経一部読誦講習会
【京都1】3月5日から7日の2泊3日、京都市山科区の大本山本圀寺にて、部経読誦普及員会 WEST主催の「法華経一部読誦講習会~七之巻~ IN WEST」が開催され、4名が受講した。
本講習会では、主任講師・振屋裕匡師の指導のもと、一々文々で法華経を読み進めた。参加者は仮名無しの経本に一文字ずつペンで文字を抑えながら、時にはルビを書き加えたり、メモを取ったりしながら学習に励んだ。
2日目には、三木天道師(教法院住職・京都一部布教師会会長)による内容講義が行われた。3時間にわたる講義は談義形式で進められ、和やかな雰囲気の中で行われた。法華経の解釈や背景に関する三木師の豊富な知識が披露され、参加者の一人は「法華経の奥深さを知り、理解の幅が広がった」と語り、充実した時間を過ごした。
3日間、自然に囲まれた本圀寺の境内では、草木のざわめきや鳥のさえずりが響き渡る中、参加者の一々文々の読誦の声が爽やかな青空に溶け込むように響いていた。
一部経読誦講習会IN WESTブログ
2025年2月22日号
京都1・本法寺で大国祷会開催 こども祈祷や縁日も賑わう
【京都一】2月22日、京都市上京区の本山本法寺(瀬川日照貫首)において、日蓮宗京都府第一部宗務所・日蓮宗京都府第一部修法師会の主催、日蓮宗京都府第一部檀信徒協議会・日蓮宗京都府第一部寺庭婦人会・京都日蓮宗青年会の後援のもと、大国祷会が厳修された。
本法寺で行われる大国祷会は、世界平和や国家安泰を祈る伝統行事であり、今年も多くの参拝者が集まった。当日は、こども祈祷や和讃奉納、縁日なども催され、寒空の下ながらも境内は活気にあふれた。
正午からは、まずこども祈祷が執り行われ、子供たちの発育成就や通学安全を願う御祈祷が行われた。参加した子供たちは、小さな手に数珠をかけ、お利口に合掌して祈祷を受け、御守りとお菓子を受け取った。その後、加行所を成満した修行僧3名による水行が行われ、子供たちは参拝者とともに合掌し、お題目を唱えながら厳しい修行の様子を見守った。
本堂では、管内寺庭婦人会による和讃の奉納が行われ、美しい声が響き渡る厳かな時間となった。そして、瀬川日照貫首を導師に迎え、修法師10名と行僧3名が世界平和と国家安泰を願い、大国祷会を執り行った。約70名の参拝者が集い、一心に合掌し、お題目を力強く唱えた。
境内では、京都日蓮宗青年会による縁日が開かれ、射的や輪投げ、スーパーボールすくいなどの遊びが用意された。また、温かいうどんや蕎麦が振る舞われ、たこ焼きやフランクフルトのキッチンカーも出店し、多くの参拝者で賑わった。
2025年2月15日号
京都1 本昌寺で児玉日海師帰山式
【京都】2月15日、京都市上京区本昌寺にて、児玉日海上人の大荒行六百日成満帰山報告国祷会が執り行われ、僧侶・檀信徒約百名が参列した。穏やかに晴れた冬の京都、本堂前では児玉上人が行僧3名と共に水行式を厳修。褌ひとつで冷水を浴びる姿に、参列者は自然と手を合わしお題目を唱えた。続く帰山報告式では、多くの檀信徒で埋め尽くされた本堂に力強い読経が響き渡り、迫力ある修法が行われた。その後、本山本満寺の伊丹日顕猊下、小田和幸宗務所長より祝辞が述べられ、伊東徳彦修法師会長より許證が授与されると、堂内は盛大な拍手に包まれた。奉告文では、平成6年の初行から30年の歳月を振り返り、仏祖三宝、諸天善神、そして有縁の方々への報恩感謝の思いが述べられた。さらに、今後は本昌寺の興隆と檀信徒の幸福を祈り、広宣流布への一層の精進を誓われた。