全国の通信記事
2024年3月10日号
岩手 東日本大震災慰霊法要
【岩手】令和6年3月10日及び11日の2日間に於いて、主催:東日本大震災慰霊法要実行委員会、共催:岩手県日蓮宗青年会(実行委員長・青年会長 三浦惠導)が呼びかけ、岩手県釜石市日高寺(菊池錬城住職)に於いて、13年目となる第9回東日本大震災慰霊法要が執り行なわれた。10日午後6時より、同寺本堂にて御逮夜法要・キャンドルナイトが執り行われ、全国の青年僧と県内の日蓮宗檀信徒より募った500個のメッセージキャンドルの燈火で「3.11祈り」と各文字を表して、慰霊復興の祈りを捧げた。翌11日の震災祥月命日には、午前10時より市内慰霊復興行脚を実施、港の魚河岸テラスから同寺(約5キロ)までの道のりを行脚し、市内に団扇太鼓の音と青年僧の唱える御題目の声が響き亘った。また午後1時より同寺本堂にて、参列者が涙を流し合掌する中、菊池住職導師のもと慰霊法要が執り行われた。御逮夜法要と慰霊法要はYouTube及びインスタグラムによるライブ配信を実施、現地参列者だけではなく、オンライン参列者も一緒に、震災犠牲者諸霊位の安祥と被災地早期復興の祈りを捧げた。午後2時46分、同寺本堂内にて、市内防災サイレンと共に黙祷の時を迎え、早期復興と仏果菩提を祈り、第9回慰霊法要を結びとした。尚、2日間の様子は、YouTubeにて「岩手日青チャンネル」またはインスタグラムにて「iwate_nissei」と検索すれば、いつでも視聴が可能である。
2023年12月10日号
岩手 保護猫譲渡会
【岩手】12月10、17日岩手県北上市で活動する保護猫団体「北のしっぽ」主催の保護猫譲渡会が花巻市・本妙寺(砂子田裕貴住職)で開催された。保護活動が周知されてきている事もあり、両日とも多くの来場があり、たくさんの猫達がトライアル後に譲渡された。
代表の蔵田玲理さんは「お寺での開催は初めてでしたが、とても落ち着いた環境で猫達も安心し、来場の方々も喜ばれていました」と話す。
本妙寺では墓地に捨てられていた子猫を保護した際に北のしっぽに依頼したのがきっかけで2年前から猫の預かりボランティア活動をしている。譲渡会を開催する会場探しにも苦心されていると聞き、お寺での開催を提案した。砂子田住職は「参拝の方々も譲渡会会場に寄り、保護猫達と触れ合う事で命の大切さを考える良い機会になったと感じています」と語った。なお令和6年1月にも開催予定。
2023年12月5日号
岩手 歳末助け合い行脚
【岩手】12月5日、岩手県管内寺院の教師13名に加え、管内檀信徒協議会より2名、合わせて計15名で岩手県宗務所(西山是文所長)主催歳末助け合い行脚を行った。岩手県山田町にある鯨と海の科学館より、同町にある瑞然寺(佐々木瑞英住職)までの約3.5kmを唱題行脚した。復興の進む町の沿道には沢山の方々が手を合わす姿が見られ、募金のご協力もあった。管内では事前に募金を預かっていた寺院もあり、合計148,000円の浄財が同町社会福祉協議会へと寄付された。この募金は毎年恒例となっており、50年以上続けられている。