全国の通信記事
2024年6月8日号
静岡中 交通安全祈祷会・祈願読誦会
【静岡中】静岡県中部修法師会(黒﨑政秀会長)は6月8日、静岡市清水区耀海寺(齊藤見醍住職)を本年度は会場寺院にお借りし、第47回交通安全祈祷会、並びに祈願読誦会を開催した。修法師30名、また多くの檀信徒が参集し、堂内には力強い読経の声が響き渡った。
一座目は会場寺院の齊藤住職を導師に祈願読誦会が行われ、能登半島地震をはじめ、国内に相次ぐ自然災害被災地の早期復興祈願がなされた。齊藤住職は挨拶で、令和4年の豪雨にて自坊も大変な被害を受け未だ復興のめどもつかず、その中での修法がとても有難いと会員各聖に感謝の意を伝えた。
二座目には黒﨑会長を導師に、恒例執り行われている災害基金を集める目的の交通安全祈祷会が行われ、事前に申込車両の安全、国内の交通安全、自然災害の早期復興祈念がされた。
2024年5月24日号
静岡中 令和6年度檀信徒協議会総会
【静岡中】5月24日午後1時より、「令和6年度檀信徒協議会総会」が静岡県富士市交流プラザに於いて開催され、管内寺院の総代103名が出席した。総会では会長兼議長の米山勝さんより全国檀信徒協議会総会の報告が行われ、一般檀信徒に向けて日蓮宗新聞の購読を推奨するなど、総代が率先して呼びかけを行うことで、将来に向けた「信仰の継承」を実現していこうと述べた。また令和5年度事業報告と収支決算及び会計監査報告がなされ、事後報告となった能登半島沖地震への30万円の義援金拠出も満場一致の拍手をもって承認された。
続いて研修講演として宗務院総務部福祉共済課課長の橋本浩久上人より、能登半島沖地震を踏まえて「宗門の災害危機管理」と題し講演を賜った。南海トラフ地震が危惧される中でとりわけ関心の高い内容に、参加者は熱心に聞き入っていた。
2024年4月10日号
静岡中・能登半島地震慰霊法要と復興祈願
【静岡中】 山静教区修法師会主催の能登半島地震発生壱百日災害犠牲萬霊位供養と被災地早期復興復旧祈願が4月10日、富士市霊跡本山岩本実相寺(小松日祐貫首)で営まれた。能登半島地震発生より壱百日にあたるこの日、災害犠牲萬霊位供養、並びに復興祈願法要を奉修し、山静教区修法師約60名の出仕と実相寺檀信徒参列の元、慰霊と復興に祈りを捧げた。
法要の中で小松貫首は「私達僧侶はこのような大きな災害が起きないように日々お経を読みますが、自然界の力は我々の力より想像以上に強い。どうしても何かが起きてしまう。一生懸命に起きないように祈っても起きてしまう。しかしながら日蓮大聖人のご加護によりもっと大きかったであろう難が少しでも通じて大難は小難、小難は無難となるよう祈る日々でございます。本日は百日の行を積まれた皆様にこの後も読経御祈願をして頂けることは住職としても大変有難いことです。」と挨拶を述べられた。
続いて山静教区修法師会を代表して、山梨県第1部修法師会、松本学尭会長より日蓮宗宗務院、川久保光隆教務部長へと義援金が委託された。その後、寿量品の転読と御宝前修法が行われ、被災地早期復興復旧祈願が厳修され被災者の心の安穏を祈った。
また引き続き寿量品転読を行い、参列した檀信徒に大衆法楽加持を行った。静岡県中部修法師会、黒﨑政秀会長は挨拶の中で「本日は日蓮大聖人が『立正安国論』をお書きになられた実相寺様をお借りいたしまして、慰霊法要、復興祈願の読経をさせて頂きました。お題目の功徳、計り知れないものがございます。出仕頂いた皆様の法力、気力、経力が能登半島まで届いたと思います。1日も早い復興を祈ります。」と力強く訴えた。