全国の通信記事
2025年6月23日号
静岡中 檀信徒協議会総会
【静岡中】6月23日午後1時より、「令和7年度檀信徒協議会総会」が静岡県富士市の交流プラザにおいて開催され、管内寺院の総代102名が出席した。
総会では、会長の米山勝氏より全国檀信徒協議会総会の報告があり、「我々檀信徒は宗門の応援団。布教方針『いのちに合掌』の推進のため、これからも宗門と力を合わせてまいりましょう」と挨拶があった。
続いての研修講演では、先日の教師大会で石川県第二部宗務所長・大句哲正上人が講演された「能登半島地震のその後」を収めた映像が上映され、出席者はメモを取るなどして熱心に視聴していた。静岡中部ではとりわけ災害関連への関心が高く、昨年の総会でも能登への30万円の義援金が満場一致で承認されている。
また、日蓮宗新聞静岡県支部長・田中堯舜上人による購読推進の講義が行われ、試し読み用の紙面を用いて、具体的にどのような記事が掲載されているかを解説した。
最後に宗務所長・塚本智秀上人が日蓮大聖人750遠忌に向けた取り組みを紹介し、「檀信徒の皆様にもご理解いただき、ご協力を賜りたい」と述べ、総会は閉会した。
2025年6月11日号
静岡中 法華和讃信行会
【静岡部】静岡県法華和讃振興会は、6月11日に法華和讃信行会を富士市萬部山
一乗寺(杉田秀幸住職)にて開催し、寺庭婦人・檀信徒約60名が参加した。
研修では、本年9月に身延山にて予定されている御廟所を拝しての法華和讃信行会に向け、聖詠三首・日蓮聖人御一代記を中心に奉詠するにあたって注意すべき点や、間違えやすい ポイント等について確認した。
また、音楽講師・声楽家として活躍されている府川ゆり子さんを講師として招き『わくわくボイストレーニング2』と題して研修を行った。研修内では声が出しやすいストレッチ、 腹式呼吸の実践等を実際に体験しながら学んだ。
府川ゆり子さんを信行会に招いての研修は今回で第2回目となり、参加者は前回の研修を踏まえてさらに呼吸への意識を深めるに至り、研修内にて奉詠した和讃はこれまでよりも一層綺麗に堂内に響いていた。
2025年5月7日号
静岡中 教師大会
【静岡中】静岡県中部宗務所は5月7日、静岡市の中島屋グランドホテルにて教師大会を開催した。「能登半島地震のその後」をテーマに、石川県第二部宗務所長で珠洲市・本住寺住職の大句哲正上人を講師として招き、管区内の教師約80人が参加した。開会にあたり、宗務所長の塚本智秀上人は、比喩品の「衆苦充満して、甚だ怖畏すべし。」を引用し、「災害を正しく知り、畏(かしこ)まって備えることが大切だ」と述べ、参加者に防災への意識を呼びかけた。 大句上人の講演では、自身も被災した経験から、地震発生直後の切迫した現地の状況や避難生活の実態を紹介し、「復旧・復興・再建には長い時間がかかり、厭世観(えんせいかん)や無力感に苛まれている檀家もいる。被災者に寄り添う姿勢と、長期的な心のケアが必要だ」と語った。また、頻発する自然災害や南海トラフ地震への備えについても触れ、「自然災害は必ず起こるものと考え、常に備えることが重要だ」と訴えた。大会を企画した静岡県中部布教師会の山田泰裕会長は、「本日の講演内容を寺族や檀家と共有し、防災意識の向上を図りたい。あわせて、能登への支援も今後継続していくべきだ。」と話した。