全国の通信記事
2024年12月10日号
千葉南 歳末助け合い募金行脚
【千葉南】12月10日、安房西北部組内寺院の僧侶10人と組内の檀徒寺庭婦人等4人が参加して『歳末助け合い募金行脚』が行われた。
館山市栄洗寺(小林秀隆住職)を集まった檀徒等に見送られ出発し、館山市内の寺院や檀信徒宅を休憩場所としながら、同市法性寺(鵜澤貫秀住職)までのおよそ7kmを3時間かけて唱題行脚した。
師走の風物詩となっているこの行脚では、太鼓の音が聞こえると募金に駆け寄って来てくれる方々もおり、募金への協力者には交通安全を祈念したお守りが手渡された。
この度の助け合い募金では組内寺院に設置されていた募金箱の浄財も合わせて96,757円を集めることができ、全額が同市社会福祉協議会へと寄付された。
2024年11月24日号
千葉南 勝浦市妙昌寺で法灯継承式
【千葉南】勝浦市妙昌寺で11月24日、第30世・塩野恵風師の法灯継承式が営まれ、有縁の僧侶・檀信徒合わせて100人余りが参列し、新住職の入寺を祝った。
先代師父・円生院日亨上人(塩野恵淳師)の突然の遷化は令和3年2月のこと。次女である恵風師は翌年には信行道場を修了、新たに岩渕昌之師(御宿町妙昌寺住職)に師事し、今日まで研鑽を積んできた。その間、代務住職として妙昌寺を守ってきた干与人・伊藤海祐師(長勝寺住職)から、住職の証となる払子を受け取った恵風師は、堂々と導師を務め、御宝前で入寺奉告文を言上した。
宇野瑞正宗務所長(津慶寺住職)を始め、組合・法縁の僧侶のほか、信行道場訓育主任・蔵本知宏師(島根県妙法寺住職)から激励の祝辞を受けた恵風師は、これまで見守り支えてきてくれた各師、檀信徒らへの感謝と、住職としての決意を述べた。
千葉県南部管区には14人の女性僧侶が在籍し、恵風師を含めた5人が住職・担任として活躍している。
2024年7月29日号
千葉南・防災をテーマに修養道場
【千葉南】本年は令和6年1月1日に発生した能登半島地震を受け、寺子屋のテーマを「防災」として、企画を進めてまいりました。
災害に直面した時の判断に必要な知識であったり、班の友達と協力する事であったり、困っている人がいたら助けてあげたり。また、寺子屋期間中は普段避けていた事も進んで行い、色々な事に取り組む道場生の姿勢や思いやりなど、そういった姿を見守る中で先生・スタッフも多くの事を学びました。
いつもとは違うお寺という環境の中で、不安や緊張を乗り越え、勇気をもって行動に移した一泊二日の寺子屋は、道場生一人一人の心の成長に繋がったと思います。