全国の通信記事
2024年7月15日号
新潟西 柏崎番神堂萬巻会
【新潟西】7月15日柏崎市番神堂(田村照明主管)で「萬巻会」が行われ、檀信徒80名あまりが参列した。
番神堂は日蓮大聖人が佐渡配流ご赦免のおりにご着岸されたとされる砂浜を見下ろす岬に建つお堂で、宗門史跡に数えられている。祀られている三十番神は日蓮大聖人自ら勧請されたもので、伽藍からは長い歴史を感じさせる。萬巻会もお堂と同様に長い歴史をもち、以前は「おこもり」といい、泊りがけで修行する信徒で賑わったと伝え聞く。
この日は、午後二時より僧侶十名が出仕する大祈祷会が行われ、参拝者の御祈願のほか地域や世界の安寧が祈念された。法要後には番神堂の主管である田村照明僧正による法話がおこなわれ、御題目信仰の大切さ、仏様の教えを生きているうちに活かすことの大切さについてが語られ、参加した檀信徒はみな真剣に耳を傾けた。そのほか開式に先立ち、寺庭婦人と信徒有志による和讃が奉唱され、僧俗一体となっての御題目の声が響き渡った。
翌16日には管内の有志僧侶と青年会員による「中越沖地震慰霊行脚」がとり行われ中越沖地震のほか本年正月に発生した能登半島地震など近年発生した災害にて尊い命を亡くされた方々の慰霊と被災地の復興が祈念され、市内には若手僧侶による力強いお題目と、番神堂の鐘楼堂からの慰霊の鐘の音が響き渡った。
2024年5月26日号
新潟西 上越市顕本寺で入寺式
【新潟西】5月26日、上越市顕本寺で第25世西山要湧師の法灯継承式が営まれ、檀信徒ら約70人が参列した。要湧師は謝辞で「まだ未熟な点ばかりですがみなさまのおかげで今日を迎えることができました。昨年、遷化した父・要敬上人の後継として顕本寺の寺門繁栄に頑張りたいと思います」と力強く決意を語った。
2024年5月18日号
新潟西 柏崎市妙行寺 法燈継承式
【新潟西】5月18日 柏崎市西本町の妙行寺にて法燈継承式が行われ、僧侶・檀信徒あわせて200人余りが参列した。
妙行寺は創立より750年を数える古刹で、このたび法燈を継承する田村照明上人で40代となる。また妙行寺が管理する番神堂は、宗祖日蓮大聖人が佐渡配流から赦免されたさい最初に降り立った聖地で宗門史跡に認定されている。
開式に先立ち式衆僧侶と檀信徒とともに雲一つ無い晴天のもと練り行列が行われ、式では、先代住職である秋山文孝上人より、住職の証である払子が継承され、妙行寺の過去帳が手渡された。
新住職となる田村照明上人は報告文にて、長年に渡る秋山前住職の法功への感謝を述べ、歴史ある妙行寺を受け継ぎ、少子高齢化にともなう地方の過疎化による寺院運営の困難さから目を背けず、一切衆生を仏道に入らしめる生死一大事血脈の南無妙法蓮華経を唱え広め続けることの重責を受け止め、当山檀信徒ともに宗門史跡番神堂と本坊妙行寺を力を合わせ護持していく覚悟を力強く宣言した。