全国の通信記事
2025年1月12日号
新潟西 恒例行事の塞ノ神
【新潟西】1月12日長岡市(旧和島村城之丘地区)で地区住民約20名が集まり恒例行事の塞ノ神が行われ、同地区の本行寺住職小田泰博師が地区内の家内安全・無業息災、世界平和・五穀豊穣・国土安穏を祈願した。地区住民が協力して組まれた高さ約10メートルの塞ノ神に火が入ると皆スルメや餅を焼いて新年の挨拶を交わした。
この地区では神社の祭礼も村寺の本行寺が執り行っている。ここでは「神主さんを頼んだことがない」と言い「村寺の本行寺様にお願いするのは当然」の事だという。小田住職は日頃から「(この地区で祀っている)八幡様も他の神様もみな法華経守護の善神」と説いており、この日集まった地区住民も「本行寺様にお祓いしてもらってありがたい」「気持ちも清められてまた1年を過ごすことができそう」と喜んでいた。小田住職は「伝統が続けられることはうれしい限り、これからも続くと良い」と話してくれた
行事に携わった1人が「11件の集落だがこれからも頑張って続けていきたい」と笑顔を浮かべていた。
2024年7月15日号
新潟西 柏崎番神堂萬巻会
【新潟西】7月15日柏崎市番神堂(田村照明主管)で「萬巻会」が行われ、檀信徒80名あまりが参列した。
番神堂は日蓮大聖人が佐渡配流ご赦免のおりにご着岸されたとされる砂浜を見下ろす岬に建つお堂で、宗門史跡に数えられている。祀られている三十番神は日蓮大聖人自ら勧請されたもので、伽藍からは長い歴史を感じさせる。萬巻会もお堂と同様に長い歴史をもち、以前は「おこもり」といい、泊りがけで修行する信徒で賑わったと伝え聞く。
この日は、午後二時より僧侶十名が出仕する大祈祷会が行われ、参拝者の御祈願のほか地域や世界の安寧が祈念された。法要後には番神堂の主管である田村照明僧正による法話がおこなわれ、御題目信仰の大切さ、仏様の教えを生きているうちに活かすことの大切さについてが語られ、参加した檀信徒はみな真剣に耳を傾けた。そのほか開式に先立ち、寺庭婦人と信徒有志による和讃が奉唱され、僧俗一体となっての御題目の声が響き渡った。
翌16日には管内の有志僧侶と青年会員による「中越沖地震慰霊行脚」がとり行われ中越沖地震のほか本年正月に発生した能登半島地震など近年発生した災害にて尊い命を亡くされた方々の慰霊と被災地の復興が祈念され、市内には若手僧侶による力強いお題目と、番神堂の鐘楼堂からの慰霊の鐘の音が響き渡った。
2024年5月26日号
新潟西 上越市顕本寺で入寺式
【新潟西】5月26日、上越市顕本寺で第25世西山要湧師の法灯継承式が営まれ、檀信徒ら約70人が参列した。要湧師は謝辞で「まだ未熟な点ばかりですがみなさまのおかげで今日を迎えることができました。昨年、遷化した父・要敬上人の後継として顕本寺の寺門繁栄に頑張りたいと思います」と力強く決意を語った。