全国の通信記事
2024年3月6日号
茨城 災害救援対策支部講習会
【茨城】茨城県災害救援対策支部(相田要練支部長)は、県檀信徒協議会(熊王康宏会長)協賛のもと、3月6日に星宮寺(相田要練住職)で講習会を開き、教師・檀信徒115名が参加した。災害犠牲者慰霊・復興祈願の法要を行った後、伊豆市大蓮院住職の佐治妙心師が「桜の花びらに祈りの心」と題した講演を行った。また、当日は能登半島地震の義援金の募金も行われた。
佐治師は、戦争で子供を亡くした親の悲しみと、こんなことが二度と起こらないようにという祈りで植えられた桜のエピソードを手作りの紙芝居で語った。戦争や災害の悲惨さや生き延びることの大変さ、御仏の有り難さを訴えた佐治師。心情が伝わってくるような紙芝居と語り口に、思わず目頭を押さえる聴衆も多く、講演が終わると会場は盛大な拍手に包まれた。
2023年11月29日号
茨城 歳末助け合い募金・唱題行脚
【茨城】布教師会(横川和克会長)は11月29日、ひたちなか市で「歳末助け合い募金・唱題行脚」を行い、僧侶20人が勝田駅前から福道寺(江田智行住職)へ約4kmの道のりを行脚した。紅葉鮮やかな晴天の下、お題目と団扇太鼓が響き、街なかの人々の注目を集めた。当日は募金も行われ、集まった154,509円を日蓮宗の「あんのん基金」と茨城新聞社の「愛の募金」へ寄託した。
2023年10月26日号
茨城 北関東教区檀信徒研修道場
【茨城】10月26日、北関東教区檀信徒研修道場が取手市瑞法光寺(速水壽慶住職)で開催され、僧侶・檀信徒120人が参加した。
参加者はまず法要に臨み、被災地の追悼と復興を祈念。続いてお題目写経と唱題行に取り組んだ。午後には京都市蓮久寺住職の三木大雲師が「信行の大切さ」と題して講演を行った。怪談和尚として知られ、怖い話に法話を織り交ぜた「怪談説法」でテレビやラジオにも出演する三木師。怪談を始めるきっかけになった暴走族の少年たちとの交流、貧しく苦しい時期に一度は神仏を疑ったが、不思議な縁と変化(へんげ)の人に助けられた体験などをユーモラスに語り、神仏は法華経を信仰する人を見守っていると熱弁。参加者からは「話が面白くて時間を忘れて聴き入った」との声が聞かれた。
相田要練宗務所長は閉会の挨拶の中で、「今日の盛り上がりを750遠忌の機運醸成につなげていきたい」と参加者に呼びかけた。