全国の通信記事
2024年10月25日号
茨城 檀信徒研修道場
【茨城】日蓮宗茨城県宗務所(相田要練所長)は茨城県檀信徒協議会(熊王康宏会長)共催のもと、10月25日に常陸太田市 本山 久昌寺(石川教道貫首)に於いて檀信徒研修道場が開催され、約180人が参加した。
法要では、世界各国の災害犠牲者をはじめ、能登半島犠牲者の追善供養と各地災害復興祈願も執り行われた。
法要の後、七文字のお題目を時間をかけて写経を行った。各々の祈願と供養が書き込まれたお題目写経が完成した。このお題目を前にして唱題行が行われ、参加者は一心にお題目を唱えて祈りを捧げた。
全体で食法を唱えてからの昼食となった。普段では気付き難い食事への感謝を実感してお弁当を頂いた。
この後、石川教道貫首による法話がなされた。水戸光圀公の生い立ちと、四苦の「生老病死」から「老い」とは歳を重ねるだけではなく、法華経をもって熟していくのが肝心であると信仰の大切さを説いた。
閉会行事では、法要にて御宝前に供えられた御供物の身延饅頭が参加者に授与された。
参加者からは「これから手を合わせる新たな目的ができた。」「歳を重ねた私も、これからなんだと自信を持てた。」と満足の声が上がった。お題目と法華経で満たされた一日となった。
2024年3月6日号
茨城 災害救援対策支部講習会
【茨城】茨城県災害救援対策支部(相田要練支部長)は、県檀信徒協議会(熊王康宏会長)協賛のもと、3月6日に星宮寺(相田要練住職)で講習会を開き、教師・檀信徒115名が参加した。災害犠牲者慰霊・復興祈願の法要を行った後、伊豆市大蓮院住職の佐治妙心師が「桜の花びらに祈りの心」と題した講演を行った。また、当日は能登半島地震の義援金の募金も行われた。
佐治師は、戦争で子供を亡くした親の悲しみと、こんなことが二度と起こらないようにという祈りで植えられた桜のエピソードを手作りの紙芝居で語った。戦争や災害の悲惨さや生き延びることの大変さ、御仏の有り難さを訴えた佐治師。心情が伝わってくるような紙芝居と語り口に、思わず目頭を押さえる聴衆も多く、講演が終わると会場は盛大な拍手に包まれた。
2023年11月29日号
茨城 歳末助け合い募金・唱題行脚
【茨城】布教師会(横川和克会長)は11月29日、ひたちなか市で「歳末助け合い募金・唱題行脚」を行い、僧侶20人が勝田駅前から福道寺(江田智行住職)へ約4kmの道のりを行脚した。紅葉鮮やかな晴天の下、お題目と団扇太鼓が響き、街なかの人々の注目を集めた。当日は募金も行われ、集まった154,509円を日蓮宗の「あんのん基金」と茨城新聞社の「愛の募金」へ寄託した。