全国の通信記事
2023年7月1日号
群馬 富岡市本城寺で法燈継承式
【群馬】7月1日、群馬県富岡市本城寺で第41世田村明啓師の法燈継承式が行われた。午前10時から始まった稚児行列には約40人の稚児と檀信徒が集まり総勢120人を超える大行列となった。一行はお題目を唱えつつ本城寺門前に華を添え、オープニングを盛大に飾った。引き続き午前11時30分からの法灯継承式では100人以上の来賓と檀信徒が見守る中、群馬県青年会のメンバーが式衆を務め、神楽坂法縁善国寺嶋田堯嗣僧正より住職承認証が伝達され、新住職の奉告文が本城寺の諸天善神と日蓮聖人、歴代上人に奉じられた。新住職は挨拶で「まだまだ未熟ではありますが、歴代の先師や檀信徒の方々がずっと支えてきた本城寺をしっかり護り発展させていきます」と誓った。
2019年7月29日号
群馬 寺子屋ぐんま2019
【群馬】日蓮宗群馬県青年会主催で「寺子屋ぐんま2019」が7月29日・30日に群馬県上野村にて開催された。
今年は悪天候であった為、参加者の子供達は1985年日航機墜落事故の御巣鷹山慰霊登山は出来なかったものの、御巣鷹山の麓の「慰霊の園」にて慰霊法要を営み、大きな声でお題目をお唱えし、犠牲者の魂を供養した。
また、夜は仲間たちと一緒に基本的な宗学についてクイズ形式で協力し合い、楽しみながら学んだ。
「仏教について色々分かって楽しかったです」と子供達から溢れた笑顔は青年会の各聖の今後のお題目弘通のエネルギーとなる事は間違いない。
親元から離れ、大自然に囲まれながら、仲間たちと楽しみながら異体同心となって学び、お題目を唱えた2日間は子供たちにとってかけがえのない財産となった。
2019年7月27日号
群馬 伊勢崎市妙見寺ほうろく灸加持
【群馬】伊勢崎市妙見寺で7月27日、ほうろく灸加持が営まれ、檀信徒や近隣住民約70名が参列した。
法楽加持が終わると、小川志道住職は「平成14年に妙見寺住職となった時、不動明王様に徳を積みなさい」と夢告を受けたという。夏に入り、小川住職のもとに不動明王像改修のため、地域で寄付を募る話が入ったことがきっかけとなり、皆で不動明王様に感謝を伝えようと提案。毎年土用の丑の日にお寺でほうろく灸加持を行うことになり、以来17年間1度も休んだことがないと話した。
また、妙見寺では御朱印に力を入れており、土用の丑の日限定の御朱印も書いているとのことだった。
ほうろく灸加持に毎年参加している近隣住民の1人は「御朱印もいただいてこれで今年の夏も頑張れます」と喜んでいた。
こうした活動の中で小川住職は「昨今はインターネットを利用した情報収集が主体となっている。県外であっても、お寺の書き込みを見て参拝に来る方も多い反面、檀信徒の高齢化もあって、なかなかお参りに来られない方も多い」と話し「これからもお寺から多くのことを発信しながら、時代の流れに対応できるように檀信徒と一丸になって進んでいきたい」と笑顔を浮かべていた。