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2025年9月9日号
群馬 北関東教区檀信徒研修道場
【群馬】9月9日(火)、群馬県館林市大法院にて令和7年度北関東教区檀信徒研修道場が開催された。
これは日蓮宗の行動理念である「いのちに合掌」について歌を通じて楽しく、身近に感じ、理解してもらう趣旨であり、平日開催にも関わらず遠近各地から30名近くの檀信徒が集まった。
午前10時より本堂にて、田代経量群馬県宗務所長から開会の挨拶。続いて大法院住職、草野妙敬師から趣旨の説明とゲストの紹介がなされた。
今回はシンガーソングライターの中谷昌史氏とTeN氏にお越し頂き、法華経の精神と通ずる楽曲を演奏して頂いた。2人とも多くの楽曲やTV出演歴があり、その歌唱力は聞く者の心を大いに震わせ、約1時間半にわたる演奏はあっという間に感じられた。楽曲の合間には草野師から、日常生活に根差した分かりやすい解説がなされ、檀信徒はただ聞くだけでなく、主体的に考え参加した。続く唱題行では、本堂に異体同心のお題目が響き渡り、会場は一つになった。
その後は部屋を移しての昼食。一同は群馬の食材の優しい味わいを楽しみながら、再び中谷氏とTeN氏の演奏に時を忘れて聞き入り、懇親を深めた。
充実した時間を過ごした参加者は互いに打ち解け、大いに盛り上がった。予定時刻となり、名残惜しくも北関東教区檀信徒研修道場は幕を閉じた。
2025年7月25日号
群馬 寺子屋ぐんま2025
【群馬】令和7年7月25日から26日にかけて、「寺子屋ぐんま2025」が日蓮宗群馬県青年会主催で開催された。これはコロナ前までは毎年恒例で行われていたものであり、上野村日航機墜落事故の慰霊を通じて、いのちや亡き人を弔うことの大切さを子供たちに学んでもらう趣旨である。
25日の朝9時に富岡市本城寺に集合後、オリエンテーションが行われ10時に出発。御巣鷹の尾根へ約2時間かけて向かう。その後、慰霊登山を行い、墜落事故現場にて慰霊法要を行った。夜は民宿にて上野村の地産地消の料理を頂き、仏教にちなんだクイズやゲームなどを皆で楽しんだ。
子供たちは非日常体験を楽しんだのはもちろん、お経の意味や墜落事故について青年会メンバーに積極的に質問しており、多くのことを感じ学んだ様子であった。今回、参加した17名のうち15名が日蓮宗とは関係ない家庭の子供であり、今回の寺子屋は未信徒教化の入口としても大きな意味があったのではないだろうか。
26日の正午、無事解散となり、寺子屋ぐんま2025は惜しまれながらも幕を閉じた。
2023年7月1日号
群馬 富岡市本城寺で法燈継承式
【群馬】7月1日、群馬県富岡市本城寺で第41世田村明啓師の法燈継承式が行われた。午前10時から始まった稚児行列には約40人の稚児と檀信徒が集まり総勢120人を超える大行列となった。一行はお題目を唱えつつ本城寺門前に華を添え、オープニングを盛大に飾った。引き続き午前11時30分からの法灯継承式では100人以上の来賓と檀信徒が見守る中、群馬県青年会のメンバーが式衆を務め、神楽坂法縁善国寺嶋田堯嗣僧正より住職承認証が伝達され、新住職の奉告文が本城寺の諸天善神と日蓮聖人、歴代上人に奉じられた。新住職は挨拶で「まだまだ未熟ではありますが、歴代の先師や檀信徒の方々がずっと支えてきた本城寺をしっかり護り発展させていきます」と誓った。



















