全国の通信記事
2024年6月16日号
北海道南 第1地区護法大会
【北海道南】宗務所第1地区主催の第32回護法大会が6月16日、七飯町の大沼国定公園の中に位置する大沼国際セミナーハウスで開催され、僧侶檀信徒約140名が参加した。コロナ禍で5年ぶりの開催となったが、様々な行事をリモート開催した経験を活かし、七飯町護国寺(原一彰住職)から会場へオンライン中継で繋いだ。開会式では若松誨泉伝道担当事務長が大会の意義について講話した後、原住職と式衆が、護国寺から奥の最上稲荷堂へと続く参道を登詣行脚し昇堂。続く記念法要では、猛威を振るった新型コロナウィルスを始めとする疫病退散と、法華経守護の諸天善神への感謝の祈りとともに、念願の大会再開となった護法への決意が、導師をつとめた原住職により奉告され、両会場の一体となった読経と唱題の声が響き渡った。昼食を挟んで午後からは、宗教学者正木晃氏が「日蓮宗の神祇信仰とその意義」と題して講演。法華経の様々な守護神についてわかりやすく解説し、観心本尊抄に説かれる日蓮聖人の思いについて「今自分たちがどういう時代に生きていて、何をすべきかということを正しく認識した上で法華経信仰が固まる。お題目の五字にこそすべてのものが含まれていて、それを各々が一生をかけて極めて行けば、そこにいかに深いものが含まれているのかきっとわかる、と仰っているのではないか」と結んだ。地区内の各寺院から集まった参加者たちは、5年ぶりの開催を喜び次回大会での再会を誓い合っていた。閉会式の後、希望者は護国寺最上稲荷堂で祈祷を受けることもでき、雷をともなう悪天候ではあったが、多くの参加者が足を運び、まさに法華経の加護を噛みしめるように真剣な表情で参拝していた。
2024年6月13日号
北海道東 檀信徒協議会総会
【北海道東部】六月十三日、釧路プリンスホテルにて檀信徒協議会総会が開催され、管内の教師・檀信徒合わせて四十五名が出席した。開会として室伏見秀宗務所長(釧路市法華寺住職)による不軽菩薩二十四字、お題目三唱に続き物故理事回向が行なわれた。続いて所長・檀信協管区(髙橋清美会長)の挨拶が行われた。議長選出により令和五年度の事業報告と決算報告、監査報告、令和六年度の事業計画案と予算案の発表と、宗門布教方針、管区活動方針について協議され滞りなく進められた。総会終了後には、懇親会が開かれ今年度の協議会が終了となった。
2024年6月5日号
北海道東 寺庭婦人総会
【北海道東】遠紋地区寺庭婦人会総会が6月5日に紋別市妙進寺で開催され、収支決算報告・事業報告・各寺院の活動報告などを審議した。審議後は地域の課題でもある少子高齢化、後継者問題などについて協議した。
(町田是敬支局長)