全国の通信記事
2025年5月14日号
北海道南 檀信協と寺庭婦人会の合同研修総会
【北海道南】檀信徒協議会と寺庭婦人会の総会と合同研修会が5月14日、福島町妙蓮寺(岡要樹住職)で開催され、僧侶・寺族・檀信徒60人が参加した。
総会の後、妙蓮寺院首の岡観要師が「御会式と万灯」と題し講演。
池上本門寺の万灯練行列を目標として、昭和57年に北海道で最初に立ち上げられた万灯講『蓮光会』の歴史と、池上本門寺の本場の万灯供養に参加を果たした感動を語った。続いて要樹住職と蓮光会会員により、万灯練行列のお囃子太鼓の体験が行なわれた。参加者は、普段慣れ親しんだ唱題太鼓とは違うリズムに戸惑いながらも、徐々に鉦(かね)や笛の音色加わると笑顔がこぼれていった。
最後に、本堂前で若い会員と子どもたちの纏振りが披露されると拍手喝采が巻き起こっていた。
2025年4月26日号
北海道南 夜桜ライトアップ
【北海道南】4月26日から5月5日まで岩内町蓮華寺(野田泰成住職)の満開を迎えた桜がライトアップされ、参拝客をはじめ、多くの人々が鑑賞に訪れた。蓮華寺のライトアップは今年で5年目。野田住職が、コロナ禍の自粛期間で消沈する地域を元気付けたいと2021年に始めた。年を追うごとに観覧者が増えて、境内の桜の木々も応えるように見事な花を咲かせている。先代住職野田泰亮師の発案で檀信徒と共に植樹された樹齢40年のソメイヨシノの大木をはじめ、シダレザクラ、エゾヤマザクラ、ヤエザクラの他、椿の鮮やかな赤い花も彩りを添える。今年からは、桜柄に装飾された提灯や和傘が境内を飾り、より華やかさを増した。蓮華寺内に留まらず、近隣の庭園や神社の桜並木もライトアップされるようになり、岩内町もSNSによる情報発信や隣接する町役場の駐車場を開放と全面的にバックアップ、町内の料理店が「蓮華寺桜弁当」を限定販売するなど、町を挙げての春の風物詩となった。イベント期間は桜がデザインされたご首題(混み合う為、要事前連絡)を受けることができる。また、主に檀信徒が参加するお寺の年間行事の法要参列者だけに授与される特別なご首題もある。町外から来場した夫婦は「SNSを通じて知り初めて来た。新しい花見の名所ができて嬉しい。また来年も観に来たいね」と仲睦まじく語っていた。
2024年10月23日号
北海道南 小樽市本妙寺入退寺式
【北海道南】10月23日小樽市本妙寺で「法燈継承入退寺式」が営まれ、教師・檀信徒含め約80人が参列した。小樽市妙龍寺御山首「土屋大乗僧正」より辞令が伝達され、浪岡輝宣師から新住職、浪岡輝昭師へ払子が継承された。奉告文では、「今日ある本妙寺の礎への報恩感謝、護持に尽力せられた縁ある方々への感謝と知恩報恩を胸に、より一層の行学二道の精進に励む所存なり。」と力強く読み上げられた。
その後、謝辞で浪岡輝昭師は、「先代のような檀信徒に寄り添える住職でありたい、檀信徒と家族のように支えあいながらお寺を盛り上げて行きたい」と、自身の決意を新たにした。