全国の通信記事
2024年10月27日号
長野 お寺で吹奏楽! ほうおん音楽会
【長野】安曇野市一乗寺(千野泰信住職)において、令和6年10月27日、午後1時より千野泰信住職の加入する松本ウィンズ・コンソートによるアンサンブルコンサート『ほうおん音楽会』が一乗寺本堂にて開催された。
コロナ禍は自粛のため断念していたが、昨年より規模を縮小して再開催をした。コロナ禍以前は奏者30名ほどで編成された規模の大きなコンサートだったが、本年は「木管5重奏」「サックス4重奏」「トランペット3重奏」のアンサンブル3部で構成され、全13曲が演奏された。
1時間ほどの演奏会はそれぞれの特徴を楽しめる曲目になっており、参加した檀信徒らはお寺での芸術の秋を楽しんでいた。
2024年10月9日号
長野 東御市法善寺で法灯継承式
【長野】東御市法善寺で10月9日、第4世清水要晃師から第5世清水要教師への法灯継承式が行われ、100名を超える檀信徒・僧侶が参列した。読経後、まずは清水要晃前住職より退住奉告文が読み上げられ、連綿として続いて来た寺歴の中で、40年間住職として積み上げて来られた足跡に拍手が贈られた。
住職の証である払子授与の後、長野県宗務所長より辞令伝達が交付された。払子を継承された新住職は威風堂々奉告文を読み上げ、「歴代上人の志を継承し一層の精進をして、法燈を守っていく事を誓います。」と決意を示した。
参列の檀信徒は新住職の就任に安堵の表情を浮かべ、誓いの言葉には大きな拍手が贈られた。
清水要晃師は法善寺第4世として住職就任以来、長野県宗務所長、及び管内役職を歴任した。
2024年9月21日号
長野 水曲柳開拓団の追悼法要
【長野】9月21日、飯田市・長源寺にて水曲柳開拓団の追悼法要が営まれた。水曲柳開拓団は戦前から戦中にかけて飯田下伊那地域から旧満州に渡った満蒙開拓団であり、1937(昭和12)年から敗戦までに1000人以上が満洲へ渡っている。1975年に引き揚げ者らによって「水曲柳会」が発足して以来、旧開拓地訪問や現地との交流、追悼法要を実施してきた。当日は引き揚げ者4人とその子世代の計8人が参列し、犠牲者の名簿が納められた慰霊碑に手を合わせた。参列者からは「自決し亡くなった同級生を思いながらお参りができた」との声が聞かれた。同法要はコロナ禍もあり実に5年ぶりに営まれた。戦後80年を目前に控え会員の高齢化が進むものの、引き揚げ者の2世を中心に活動を継続する方針が固まっている。