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2025年2月15日号

三重 祈願会×水行祭

三重250225①hp【三重】2月15日伊勢市にある日蓮聖人「誓願の井戸」の改修完了を祝い、三重県日蓮宗青年会(前原誠伸会長)主催で「祈願会×水行祭」が行われ70名を超える参詣者を迎え、僧侶檀信徒合わせて21名で水行を行った。

誓願の井戸は三重県伊勢市にある史跡で、近畿日本鉄道宇治山田駅から徒歩15分、伊勢神宮までは車で10分の立地となっている。1253年、日蓮聖人は比叡山での遊学を終え安房に戻る際に伊勢を訪れ、この井戸で百日間の水垢離を行い身を清め伊勢神宮に参拝。その際に「我日本の柱とならん、我日本の眼目とならん、我日本の大船とならん」と三大誓願を立てたと伝えられている。配管の劣化等に伴い井戸の水が使われる機会がなかったが、2022年に行われた井戸内部の大規模な検査や清掃によって再度綺麗な水を汲めるようになった。飲用は不可。

当日は2月ながらも12度という温暖な天気に恵まれた。参詣者は受付後、誓願の絵馬にそれぞれの誓願を書き、日蓮聖人が誓願を立てられたこの地でお誓いを立てた。14時半になると加藤英明三重県宗務所所長(桑名市、円妙寺住職)より挨拶と井戸の縁起の説明があり続いて、導師に高鍋鳳憲三重県修法師会会長(伊賀市、立正寺住職)を迎え祈願会が厳修された。祈願会では井戸の開眼と参詣者の書いた絵馬の祈願が行われた。その後の水行祭では4座で21名が水を被った。中には初めて水行をするという人も居たが大きな声で肝文を唱え寒行に励んでいた。最後に前原誠伸三重県青年会会長(鈴鹿市、鞠鹿野寺住職)から挨拶があり大盛況のうちに終了した。参詣者は絵馬に書いた誓願の実行を誓い、絵馬を手土産に帰路についた。

2024年11月26日号

三重 檀信徒研修道場

三重241205②【三重】四日市市の湯の山温泉希望荘において11月26日、日蓮宗中部教区主催、檀信徒研修道場並びに第35回三重県檀信徒研修会が開催され、中部教区各管区より合計93名の檀信徒が参加した。10時に開講式が行われると第一講では延本妙泉師(身延山布教師)が講師として登壇し、祈りとは「人のふるまい」というテーマで、刻石流水の信念をもって恩を返し、恩を繋ぐ事の大切さを説いた。昼食と檀信徒協議会を終えると、第二講では天野行淳上人(日蓮宗中部教区長)が講師として登壇し、みんな尊い人ばかりというテーマで法華経を信じる人々の尊さを皆が理解しお互いが敬いあうことで仏様の世界が実現される事を説いた。続く第三講では、日蓮宗三重県青年会より前原誠伸上人(鈴鹿市鞠鹿野寺住職)による唱題行が行われた。仏様の教えを敬い実行するお誓いをするというお題目の意味と唱える際の心得を説明し唱題行に臨むと参加者の力強い声が響き渡った。15時15分に閉講式が行われると天野行淳上人より信行証が授与された。

2024年8月19日号

三重 第50回少年少女のための修養道場

三重240903(修養道場)【三重】8月19日から21日の3日間、日蓮宗三重県青年会(前原誠伸会長)主催、日蓮宗三重県宗務所(三重県桑名市圓妙寺 加藤英明所長)共催のもと身延山で第50回少年少女のための修養道場が開催された。小学1年生から中学2年生までの少年少女18名が参加した。

桑名市壽量寺で開会式を行い身延に向け出発し午後1時に身延山に到着。久遠寺内の案内を受けた後、御廟所を参拝し。その後、宿泊地の研修道場にへ向かった。翌日の久遠寺での朝勤に備え仏前作法を習いお経の練習をした。日没後は暗闇の中での唱題行を行い、花火やスイカ割りで夏を満喫した。

2日目は午前4時45分に起床し久遠寺の朝勤に参拝した。不慣れな早起きに苦戦していたが緊張した面持ちでお経を読み、お焼香をした。道場での作務行を終え朝食の後で輪番奉仕へと向かった。委嘱式では想像以上に大きな声でお経を読み、感動するスタッフも居た程だった。御真骨を参拝すると日蓮宗の歴史の深さに驚く子供が多かった。身延山ウォークラリーでは子供たちは手元のヒントを元に総門から思親閣ロープウェイまで身延の名所やお店を回った。ロープウェイに乗り思親閣でお参りをして、富士山の見える雄大な景色を楽しんだ。夕方には道場に戻り、オリジナルのレクリエーションと法話を通じて「縁」を学び、多くの人やものに支えられて生きている事を知った。

3日目も、朝勤に出たのち長めの作務行で道場の隅々まで清掃を行った。そして、待ちわびていた富士サファリパークへの行楽に向かった。班ごとに園内を散策し動物と触れ合った後にサファリバスへと乗り込んだ。バスに取り付けられた柵の向こうの熊やライオンに少し怯えながらも餌やりを楽しんだ。今回は記念すべき第50回の修養道場でしたので身延山での2泊3日の慣れない長丁場でしたがトラブルもなく笑顔で解散することが出来た。子供たちも身延の神聖さを感じ、神妙な面持ちでお参りをする姿が印象的であった。また遠方での集団生活、電子機器に触れない生活に最初は戸惑いを見せていたが、今の子供たちには新鮮な体験で新たな知見を得られたようだった。

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新年のご挨拶。

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