全国の通信記事
2024年11月26日号
三重 檀信徒研修道場
【三重】四日市市の湯の山温泉希望荘において11月26日、日蓮宗中部教区主催、檀信徒研修道場並びに第35回三重県檀信徒研修会が開催され、中部教区各管区より合計93名の檀信徒が参加した。10時に開講式が行われると第一講では延本妙泉師(身延山布教師)が講師として登壇し、祈りとは「人のふるまい」というテーマで、刻石流水の信念をもって恩を返し、恩を繋ぐ事の大切さを説いた。昼食と檀信徒協議会を終えると、第二講では天野行淳上人(日蓮宗中部教区長)が講師として登壇し、みんな尊い人ばかりというテーマで法華経を信じる人々の尊さを皆が理解しお互いが敬いあうことで仏様の世界が実現される事を説いた。続く第三講では、日蓮宗三重県青年会より前原誠伸上人(鈴鹿市鞠鹿野寺住職)による唱題行が行われた。仏様の教えを敬い実行するお誓いをするというお題目の意味と唱える際の心得を説明し唱題行に臨むと参加者の力強い声が響き渡った。15時15分に閉講式が行われると天野行淳上人より信行証が授与された。
2024年11月10日号
愛知名古屋 名古屋市本住寺で入寺式
【愛知名古屋】秋の深まりが感じられる11月10日、名古屋市東区にある本住寺において有縁の教師・檀信徒が見守る中、大勢の稚児と共に第26世関智苑師から第27世永田智瑛師へと法燈が継承された。
智苑師は、平成3年より33年間本住寺の住職を務め、92歳に至る今日まで寺門の護持に尽力した。
永田智瑛新住職は拂子を受け取るとまず、仏祖三宝への給仕の誠を捧げる供膳を供え、奉告文を奉呈した。その後太鼓が響き渡る中、参列者と共に唱えるお題目の声が響き渡った。智瑛師は寺門興隆・発展を誓い、「幾度となく荒廃し、その都度再建されてこられた先師・檀信徒のご先祖様に感謝し、開創以来27代目の住職として皆様にお題目のファンとなっていただけるようにより一層精進して参ります」と決意を述べ、檀信徒らは「若い住職と共にお題目を唱えていきます」と異体同心を誓った。
愛知尾張 半田市寛良寺法燈継承式
【愛知尾張】11月10日半田市寛良寺で、第2世加藤正光師から第3世加藤信行師への法燈継承式がおこなわれた。多くの檀信徒が参列する中、正光師より信行師にまずお寺で一番大切な過去帳を譲られ、次に住職の証である払子を継承された。
正光師は平成9年に住職に就任以来、檀信徒の教化、寺観整備はもとより、宗門では修法師会会長、宗務所長、協議員議長、宗会議員等を歴任、宗外では民生・児童委員に奉職するなど、常に奉仕の心を第一に尽力した。
新住職の信行師は謝辞の中で「寺門興隆はもとより、全国で唯一の寺名である「寛良寺」にちなみ、【こころを寛(ひろ)く良(よ)くするお寺】をモットーに、皆様ひとりひとりに寄り添い、法華経・お題目を共に一心に唱えていく。今後は開かれたお寺を目指し、檀信徒の垣根を越えて地域に根差した活動を行っていきたい。」と語った。
また、令和13年に迎える日蓮聖人750遠忌に向けて新本堂建立を発願した正光師の意思を受け継ぎ、広く基金の支援をお願いした。
尚、正光師は寛良寺住職退任とともに東海市大教院第7世に晋山し、今後も日蓮聖人への給仕に励む。