全国の通信記事
2025年6月7日号
愛知尾張 画家の尾中康宏氏のイベント
【愛知尾張】6月7〜8日に岩倉市長遠寺(石川友基住職)にて、絵描き・お寺めぐり画家の尾中康宏氏のイベントがおこなわれ約80名が来寺した。
尾中氏は元々東京の映像制作会社で働いていたが、画家になりたいと思い立ち、子どもの頃から好きだった千手観音を描き始めた。
千手観音に因み約1000秒でイラストを描き、紙だけでなく持ち込まれればTシャツや木板など様々なものにも描くという。
また依頼者の職業に関係するものや好きなものを取り込んだり、誕生日の時にはバースデーケーキも描いたりと、一人一人に合わせたオリジナルの千手観音のイラストは人気を博している。
宗派を問わず全国の寺院をイベントで回っており、2019年には京都の仁和寺でもイラストの展示をおこなった。愛知県内の日蓮宗寺院では長遠寺が初となる。
また8日には尾中氏と琴奏者の清香氏のライブパフォーマンスがおこなわれ、当日来られなかった人々の為に長遠寺のインスタグラムでライブ配信された。
尾中氏は「これからも感謝の気持ちを忘れずに、日本だけでなく世界中のお寺を巡って絵を描いていきたい。」と意気込みを語った。
2025年5月30日号
岐阜 寺院総会
【岐阜】岐阜県宗務所(渡邊泰秀長)は令和7年度岐阜県宗務所管内寺院総会を5月30日に岐阜市円経寺(渡邊所長自坊)にて開催した。
総会に先立ち、円経寺本堂にて渡邊所長を導師に管内先師法要を営み、管内先師の回向をし、あわせて管内各寺院の隆昌を祈願した。
総会では、地元第19選挙区選出小倉善光宗会議員(長野県大乗寺住職)より宗制報告が行われ、堀智仙協議員議長(岐阜市妙照寺住職)が議長を務め今後の管内活動を話し合った。
2025年5月20日号
愛知名古屋 名古屋市首題寺で入寺式
【愛知県名古屋市】春の心地よい風が吹く5月11日、名古屋市中区にある首題寺において有縁の教師・檀信徒が見守る中、大勢の稚児と共に第19世加藤通幸師から第20世鈴木賢温師へと法燈が継承された。
加藤通幸師は、平成9年より首題寺の住職を務め、今日まで寺門の護持に尽力した。
鈴木賢温新住職は拂子を受け取るとまず、仏祖三宝への給仕の誠を捧げる供膳を供え、奉告文を奉呈した。その後太鼓が響き渡る中、参列者と共に唱えるお題目の声が響き渡った。鈴木師は寺門興隆・発展を誓い、「以前、管内先輩僧より、お寺の住職になることは歴史に名を刻むことと伺った。首題寺の歴史に恥じぬよう、師匠の19世まで続いたお寺を護り、皆さんに親しみを持ってもらえるお寺になるよう努めて参ります」と決意を述べ、檀信徒らは「新住職と共にお寺を盛り上げていきたい」と嬉しそうに語ってくれた。