全国の通信記事
2025年12月22日号
長野 普賢三寳大荒神例大祭
【長野】安曇野市の一乗寺(千野泰信住職)は12月22日、同寺境内で「普賢三寳大荒神例大祭 併修 お焚き上げ供養」を営み、檀信徒ら20人以上が参列した。
同行事は一年の締めくくりとして毎年行われている恒例のもので、当日は早朝より役員らが準備にあたり、境内には焚場が設けられた。法要では千野住職をはじめとする式衆の祈祷が響き渡る中、一年間家庭を見守った古いお札や御守、卒塔婆、ダルマなどが浄火によって丁寧にお焚き上げされた。参列者は燃え上がる炎と立ち上る煙に向かい、静かに合掌して報恩感謝の祈りを捧げていた。
参列した檀信徒は「お焚き上げの火を見ていると、ありがたい気持ちが湧き出てきます。これからも続けてほしい」と感慨深げに語った。一方で「年々、参列する人も焚き上げる量も減ってきており、少し寂しい」と、時代の移り変わりを憂う声も聞かれた。
2025年12月6日号
三重 第36回檀信徒研修会
【三重】熊野市、セレモニーホール花由において12月6日、三重県日蓮宗宗務所主催、第36回檀信徒研修会が開催され、教師11人檀信徒37人が参加した。
13時30分から開会式が行われた後、河崎俊宏上人(七尾市本延寺住職、輪島市妙相寺住職)により被災体験に基づく講話が行われた。2024年の能登半島地震により、本延寺が大規模半壊、妙相寺は全壊する被害を受けた。高台にあるお寺の裏が避難所となり何百人をまとめる所から始まり、地域の人の心の拠り所となるよう仮本堂を建てる所までの実体験から、日常が非日常になる事、物理的に備え、宗教に携わる者の心がけを保ち続けることの重要性を説いた。
次には堂上頼子さんによる檀信徒目線からの被災体験が語られた。住居の一階部分が潰れた驚き、遠くに見える大火災や爆発の恐怖、津波で干上がった川の不気味さや被災時の現状や被災時の写真から復興の難しさ、災害の悲惨さを語った。どこへ逃げるのかその先どうするのか、有事の際の家族間の取り決め、檀信徒間の取り決め、お寺との関わり方を実際に話し合うことで意見がまとめられ備えることができると話した。
また質疑応答では、河崎俊宏上人は被災時に檀信徒とお寺での情報伝達の為にSNSを活用する事が重要であり、お寺から呼びかけることで沢山の人と繋がりボランティアの確保にも役立ったと話した。
第三講では、日蓮宗三重県青年会より加藤英慶上人(桑名市寿量寺住職)による唱題行が行われ、被災地域の早期復興、被災者の追善供養を祈り参加者は大きな声でお題目を唱えた。
2025年11月13日号
岐阜 中部教区檀信徒研修道場
岐阜市の円経寺(渡邉泰秀所長自坊)で11月13日、「令和7年度中部教区檀信徒研修道場」が開かれ、教区の檀信徒らが参加した。
【岐阜】研修道場では、第1講では石川県大乗寺住職 井前本隆上人による能登半島地震の被災地の現状や支援活動の様子が報告され、参加者は復興の長期化と継続的支援の必要性に耳を傾けた。続く第2講では、岐阜県安楽寺住職 天田泰山上人が教誨師として矯正施設に関わる僧侶が現場での体験を交えながら、罪を犯した人に寄り添うことの意味を語った。第3講では、京都府常照寺住職 奥田正叡上人が「いのちに合掌」をテーマに、人のいのちの尊さや日常生活の中での仏教的な受けとめ方を考える講義となり、参加者はメモを取りながら熱心に耳を傾けた。
第4講の唱題行では、岐阜県青年会会員と共に本堂で声を合わせてお題目を唱え、参加者それぞれが祈りを深める時間となった。
全講義終了後には懇親会が開かれ、渡邊泰秀所長が「本日の学びをそれぞれの寺院や日常生活に持ち帰り、実践へとつなげてほしい」とあいさつして参加者を歓迎。乾杯の発声で和やかな交流の場が始まり、寺院を越えたつながりづくりや情報交換が行われた。
同研修道場では「檀信徒一人ひとりが仏教への理解を深め、いのちを尊ぶ心を地域社会に広げていければ」とし、今後も継続的な開催を予定している。



















